※登場人物→kid、ngo、gnzk
※ここから先は名前を伏せません
※3pではありません
※主がΔボイスを全ては聞けていない関係でΔに関する捏造要素が入ると思います、ご了承ください
苦手な方は自衛お願いします🙏
【第3話 決断】(弦月side)
その日は、まだ事情の知れないこの部屋を警戒して、無防備になるのを避けるために、お風呂には入らなかった
長尾「なんか任務みてーだな笑」
甲斐田「笑い事じゃない…風呂入れないとか最悪…!!」
長尾「無人島思い出せよ笑」
甲斐田「それとこれとはまた別なんだよ!」
弦月「なんも変わんないでしょ笑」
甲斐田「ちゃんと設備が整ってる上で入らないのはまた別なの!」
甲斐田「まあ、寝床があるだけまだマシか…」
そして、僕たちはある事実に気がついた
長尾「腹…減らねぇな…」
弦月「そういえば僕も…!ここに来た時はペコペコだったはずなのに…」
甲斐田「僕もだ…」
長尾「これもなんか、術が使えねぇみたいに呪いでもかけられてんのか…?」
話をしていると、突然部屋の電気が消えた
弦月「あれ?停電?」
長尾「でも向こうの間接照明はついてるぞ」
甲斐田「わざとか…」
長尾「なんだ?寝ろってことか?」
弦月「ここ時計無いし、昼夜ぐらいは分かるようにしてるのかな?」
甲斐田「じゃ、明日に備えて寝ますかー」
甲斐田「ここのベッド最高だし…」
弦月「寝たかったんだね笑」
長尾「任務の後だったしなー笑」
3つ並んだベッドにそれぞれが腰掛けた
寝心地のいいベッドが眠気を誘って、僕はすぐに眠りに落ちた
弦月「ん…」
起きちゃった…
まだ部屋が暗い、あまり寝れた気がしない
不安が強いのかな…眠れるには眠れるけどすぐに起きちゃうな…
弦月「(一旦起きよ…)」
弦月「…あれ…」
景くんがベッドに背中を預けて床に座っていた
弦月「景くん、まさか寝てないの…?」
長尾「お?起きたんか、とーじろー」
長尾「んまー…まだ分かんねぇこと多いしな、ここ」
弦月「そんな…でも寝ないと…」
長尾「んにゃ、大丈夫」
長尾「2人は寝ててくれ」
甲斐田「何1人で頑張ろうとしてんの」
長尾「!」
弦月「晴くん!」
甲斐田「ふぁ〜っ…」
甲斐田「3人いるんだから、1人だけ頑張ってもしょうがないでしょ」
甲斐田「交代制。ね!」
甲斐田「僕はまあまあ寝れたから、景寝な」
長尾「………ニコ」
長尾「分かった!」
甲斐田「藤士郎もあんま寝れてないみたいだし、寝てていいよ」
弦月「ありがとう、お言葉に甘えさせてもらうよ」
長尾「じゃハル、あとは頼んだ〜…」
長尾「zzz」
甲斐田「はっや笑」
弦月「相当眠かったんだね笑」
甲斐田「あんま夜更かししないもんな、普段」
甲斐田「全く…このぐらい頼っていいのにさ!こういう時だけ年上だからって頑張っちゃって…」
甲斐田「まあ僕も真っ先に寝ちゃって悪かったけどさ…」
晴くんがブツブツ文句を言ってる
弦月「ふふ」
数日間が経過したのだろうか、時計が無いこの部屋では、おそらく夜頃になると自動的に消灯する照明を頼りに、時間を把握するしかなかった
なんの娯楽も無く、食事の楽しみすら無いこの部屋で過ごすのにも、限界が訪れていた
甲斐田「か…カブトムシ…」
長尾「し…しお…」
弦月「お……オルフテキノサウルス」
甲斐田「(なんだそれ…)」
長尾「(分からんけど、とーじろーが言うならあるんやろ…)」
弦月「(……適当なこと言っちゃった……)」
限界しりとりにも、とうとう本当の限界が近づいていた
弦月「ねぇ…これほんとにやばいんじゃない…?」
弦月「全く助けが来る気配もないし、ここから出れる気もしないよ…?」
長尾「…確かにやばいな……」
弦月「僕たちこのままだと一生ここに居なきゃいけないんじゃ…」
甲斐田「なわけ…」
長尾「なぁ、外のやつは誰も気づいてないってことか…?」
弦月「分からないけど…気づいたとしても助けられないって可能性も…」
VΔLZ「……」
疲れが充満した空気に沈黙が流れ、より重さを増した
弦月「ねぇ、…もしさ、ここが精神と時の部屋みたいに、向こうとここの部屋で時間のズレが生じてたとしたら…?」
甲斐田「…!!?」
甲斐田「僕たちの過ごしてる時間が、向こうではものすごく短い時間で、ワンチャン気づかれてないかもしれないってこと…!?」
長尾「そんなことあるかぁ〜…??」
弦月「実際もう非現実的なことが起きてるし…」
弦月「否定はできないんじゃ…」
みんなの視線がモニターに集まる
そして、初めに動き出したのは景くんだった
長尾「………よし、………やるぞ」
コメント
8件
∕ おなが ... きゅん っっっっ(
まままままって!!最後のけいながおのやるぞってどゆこと!?!?!?やばい続きが楽しみです、、、( ˶>ᴗ<˶)