きゅーとあぐれっしょん

イカゲーム2 🔞

230×124.

“きゅーとあぐれっしょん”

124｢兄貴,キュートアグレッションって知ってますか?｣

230｢キュートアグレッション?んだそれ｣

124｢なんか,可愛いものを見ると思わず攻撃的な衝動が起きることらしいですよ｣

230｢…｣

124｢…?兄貴?｣

230｢俺なったことあるかも…｣

124｢そうなんすか,何にそう思って?｣

230｢ナムス｣

124｢…俺?｣

230｢今も若干…なんかな~｣

124｢嘘は良くないですよ…兄貴~…?｣

230｢…｣

ぞわｯとする感覚が全身を震わせる

首を絞めたい,ぎゅっと強く抱き締めたい

そんなことを日常で思うことがある

でもそれは,ナムギュの前だけ

ナムギュを不意に”可愛い”と思ってしまう

それは苦しめたくなる程に

これを”キュートアグレッション”というのか

124｢兄貴…｣

230｢ｯ…｣

124｢…おｯ俺,ちょっと…｣

230｢…冗談だ笑｣

124｢ぇ?冗談…｣

230｢当たり前だろ!ナムスにそんなこと思わねぇよ ｣

124｢…笑ですよね!安心しましたよ｣

230｢あぁ…｣

安心をされてしまった

この気持ちはおかしいのだろうか

潰してしまいたいと思うのは変なのか

よく分からない,キュートアグレッションは

124｢兄貴,その首…｣

230｢?あ~…これか｣

124｢またたくさん付けられたんですね,キスマ｣

124｢…｣

230｢…まぁな｣

生々しくて見苦しいとでも言いたそうな顔

可愛いな~…

ナムギュにもたくさん付けたい

俺だけのものって示したい…

230｢ナムスも付けられたことあるか?｣

124｢ある訳ないですよ,｣

124｢女と話す機会なんてないんですから｣

230｢男と遊べばいいじゃねぇか｣

124｢…は?ふざけてるんですか…｣

230｢ナムスはギリ女に見えるから,男釣って金稼げるだろ笑｣

124｢俺が嫌ですよｯ”,気持ち悪い…｣

230｢笑だよな｣

気持ち悪いか

俺が思っていることは全てナムギュにとっては

最悪,嫌なこと

なにもかも否定されてしまえば…

俺は行動することを許されない

この気持ちも困ったもんだ

124｢じゃ,俺仕事行ってきますね｣

230｢うい~“いってら｣

230｢…俺も行くか~｣

230｢ナムギュ…｣

???｢ナムギュ ?誰~｣

230｢あ~…俺の友達!1番仲良しなんだ｣

???｢えそうなんだ,でも今はさ?｣

???｢私だけの名前呼んでよ…｣

230｢…ごめん｣

つまらない

こんなにも可愛らしくない女は嫌い

甘え方も下手くそだ

帰りたい…

230｢はぁｯ…はぁ…｣

124｢兄貴?随分と早いですね｣

230｢まｯ,まぁな…｣

124｢…走りました?息が荒いですね｣

230｢…ｯおう…!｣

ナムギュのために走った

ナムギュに会いたいから

でもこんなことを言うと嫌われる

こんなに愛してるのに,なんでだろうか

230｢…はぁ｣

124｢ご飯何がいいですか?頼みますよ｣

230｢ナムギュ…｣

124｢…はい｣

230｢…｣

124｢なんですｯ…か…?｣

ぎゅｯ

124｢んｯぶぅ…!?｣

230｢…｣

124｢なｯなに…!?ぅ”｣

力を強めていく

124｢苦しｯ”…やめ…｣

苦しんでるのがよく分かる

その姿も愛おしい

可愛い

230｢はは…ｯ笑｣

230｢今日のご飯は”ナムギュ”…だな~｣

124｢…ｯぁ”｣