これはある繊細な女の子の話
私の名前は咲希。と親友の千菜
千菜はすごく可愛くて小さくて、可愛い女の子だった。
千菜は勉強は苦手だったけど、運動は得意だった。
そして人見知りの女の子だった。
そしてその千菜とは、4歳の頃に私が話しかけ
それをきっかけに親友になった。
そして小学生になってクラスは変わってしまったが
それでもずっと仲が良かった。
ほとんど毎日一緒に学校に行き、放課後には遊んで
たまに喧嘩をして、幸せな日々を送っていた。
小学3年生の時から少し学校がしんどくなり始めたが
「行きたくないなー」程度だった。
そして4年生になりとうとう「学校に行きたくない」
と泣いてしまった。
それからは途中登校をしたり、たまに休んだりと
お母さんが許してくれたので休みながら頑張っていた。
そして5年生になり始めて、学校は普通に行けるようになり
良かったと思っていた。
だけどその時だけだった
夏休みが終わりの夜,急に学校に行くのが嫌になった。
理由はない。ただ、すごく怖かった。
なのでお母さんに「あのさー」と緊張しながら話しかけた
そうするとお母さんが「学校に行きなくないの?」
と言ってくれた。そして私は「う”ん(ポロポロ」
泣いた。勝手に涙が出てきた。お母さんは驚いていた。
そして再び途中登校が始まった。嫌になった。
お母さんは「成長期が来たからじゃない?」
と言われたけど、私は実感がなかった。
そしてとうとうあまり学校に行かなくなった。
毎日が苦しかった。それをネットで紛らわせていた。
そして「明日は学校に行けるかも!」
と私は言っていた。だけど朝になると
「やっぱり行きたくない」どうして?泣く日もあった。
そして完全に学校に行かなくなった。限界が来たのだろうか
でも宿題だけは勉強動画を見て頑張っていた。
そして私は宿題をやらなくて夜にお父さんが
「咲希。宿題やってよ。学校に行ってないんだから」
その一言に私は心を酷くえぐられた。腹がたった。
(私だって好きで学校を休んでる訳じゃないのに!)
(お前だって学校休んでる時あったのに!)
(どうして分かってくれないの?)
その時私は泣いた。でも両親は
テレビを見て笑っているだけだった。
「そっとしておこう」と思ったのだろうか?
でも私は何か言って欲しかった。
私は何かを言って欲しくて泣き叫んだ。聞こえるように。
するとお母さんは「そんなに?」と言ってきた。
私は「私なんて生まれなければよかったのに!」
「もう消えたい」と言ってしまった。
お母さんは「死にたいって事?」そう聞いてきた。
私は「そう…だよ…」泣きながらその言葉を放った。
お母さんは何も言ってこなかった。
次の日は普通に過ごした。とくに何も言ってこなかった。
そして何日かたったある日。
私は宿題をするのを辞めた。何もしなかった。
ただネットを触って、ご飯を食べているだけの生活。
私は気分が良かった。好きな事だけ出来る。
それがとても嬉しかった。
最近お父さんがチクチク言葉を言ってくる。
それに私は毎回心に小さな画鋲を刺された。
小さな言葉だった。だけど私は痛かった。
今までは怖くて何も言わなかった。
だけどいきなり勇気を出して言った。
「嫌な事言うのやめて欲しい」
勇気を出して言った。とても怖かった。
お父さんは「いつそんな事言った?」
私「そこまでは覚えてないけど…」
お父さん「いきなり言われても分からんし」
それから何を言われたのかはあまり覚えてない。
私は泣いていた。でもこれだけは覚えている。
お父さん「言われてる方も仕方がないやん」







