テラーノベル
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イゾウ隊長は自分が住んでいたワノ国についてを話してくれた。
こういった人達が住んでいて、
こういった地域が色々あり、こんな食べ物がある……
そんな話をしてくれた。
何だろう……聞いている内に不思議と親近感が湧いてくる……
それにどこかで
「聞いたことあるものがいっぱいある気がする…。」
「おっ、そうなのかい?」
「はい。着物とかお米とか蕎麦とか聞き馴染みがあります。」
「じゃあもしかしていぶきはワノ国出身だったり…!?」
「いや、でもイゾウ隊長が話して下さった場所とは違う気がするんです。
たまに夢に出てくるんですけど、喧騒とした雰囲気の場所で……」
時々夢に出てくるその場所は、色んな人が行き交っていた。
スーツを着た人や若い人達が道で立ち止まり、何かを待っている。
そしてしばらくするとみんな道を渡り始める。
それに長い乗り物に乗って揺られていたりなんかも……
だけどその光景が再び頭に思い浮かぶと
「いぶき…?どうした…?」
「ごめんなさい……何か気持ち悪くなってきて…」
体が重くて、苦しい気がする………
気分が悪くなってしまい、私はその場でしゃがみ込んだ。
「顔が真っ青じゃないかお嬢…。大丈夫か…?」
「ど、どうすりゃ…マルコ呼んでくるか…?
それとも俺がおんぶして連れてくか…!?」
二人は心配そうに私の背中を優しく擦った。
私の住んでいた場所は
もしかしてあまり良くない場所なのかな…?
嫌な夢を見たり、光景を思い出しただけで
気分が悪くなってしまうだなんて……
と、ふとお金に目が留まった。
よく見ると小銭に何かが書かれている……
「いぶき…?どうした…?」
これは年号だろうか…?
一枚一枚それぞれ手に取って小銭を見てみた。
昭和何年、平成何年、令和何年と一枚一枚違う……
「昭和……平成……令和……?」
何だろう…聞き覚えがある……
「…!これ……」
年号の他にも何か別の文字が書かれていることに気が付いた。
そこに書かれていた文字というのは“日本国”
日本…………
その文字を見た時、頭の中で映像が流れ始める…
先ほどの喧騒とした街並み、新聞記事、四角い物体に映った人が記事を読んでいる映像……
そして地図のようなもの………
そうだ
「日本……。」
私が住んでいた場所
それは日本だ。