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「“ニホン”?」
「はい。あの、地図はありますか?」
地図を貸してもらい日本がどこにあるかを確認する。
しかし
「無い……」
それらしきものが見当たらない…
隅々まで地域を確認してみたはずだが、
日本地図のようなものは一切無かった。
「見当たらないのか?」
「確かこんなような地図なんですが…」
近くにあった紙にうろ覚えだが日本地図を書き、
日本という漢字も付け加えた。
「地図はこんな感じです。ちなみに字で日本はこう書きます。
“ニッポン”と読んだりもしますが、どちらかというと“ニホン”と呼ぶ方が多いですかね…。」
「へぇ、それがお嬢の言う“ニホン”ってところか…。
何だか龍のような形だな?」
「本当だ何かここが頭みてェだ…。にしても初めて聞く国だ。
それに地図も初めて見た。」
「俺もだ。地図に載ってねぇってのが妙だな…。
とりあえずオヤジや他の奴らにも知らせよう、みんなで場所を徹底的に調べねば…。
何か手掛かりになるものが出てくるかもしれん。」
白ひげ海賊団のみんなにも協力してもらい、
私達は日本の場所を調べてみる。
昔の地図を探してみたり、書庫で日本について何か書かれている資料などがないかなど……
航海しながら行く先々の島で日本の情報集めもした。
しかし、どう頑張っても情報は出てこなかった。
「あったか?」
「いや、全然だ。そっちはどうだ?」
「こっちも全然だ。なかなか見当たらねェな……」
みんな私の為に一生懸命頑張ってくれている……
「本当にありがとうございます皆さん。
それからごめんなさい本当、私の為に色々と…。」
「何言ってんだよ、お前が謝る必要ねぇだろ?」
「そうそう。絶対見つけようぜ?
俺達も諦めねェからお前も諦めんな、いぶき。」
「…っ、はい、ありがとうございます…!」
ずっと見当たらないし手掛かりもない状況が続いてばかりだが、
みんなは決して諦めなかった。
私もここでくじけちゃダメだ、頑張らなきゃ……
「あ、でもちょっと休憩しようぜ?
いぶきの住んでるその日本ってところの話聞きてェ!」
「おっ、いいな俺も聞きてェ!」
でももし日本に無事に帰る事が出来たら、
この人達とはお別れなんだよね…?
「はい、じゃあ休憩しつつお話しますね?」
だってこの船に居られるのは
あくまで記憶が戻るまでだから……
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