TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

外に出ると眩しく思わず目を細める。

家に鍵を掛けて足早に探偵社を目指す。

その手にはチェス盤をもって。


探偵社前。案外僕は体力があるようだ。

階段をのぼり武装探偵社、と書かれた扉をコンコンコンと3度ノックする。

扉を開けて探偵社へ足を踏み入れる。

敵地へ丸腰で踏み入るなど間抜けのようなことに思えるが兄さんの言っていたことだ。

おそらく何も無いだろう。

探偵社員は皆、否。太宰以外驚いたような顔をしている。狐目の彼ですらも。

直ぐさま太宰が声をかけてくる。

太宰/

『 チェスかい?

  相手になろうじゃないか。 』

「 はなからその心算です。 」

接客用の客席に腰をかけチェス盤を広げる。

僕に対面する包帯まみれの彼は一言社員たちに

『大丈夫』

とだけ伝えると僕へ向き直りチェスを始める。

と、思いきや彼はあることを指摘してきた。

『 フョードルから貰っているの、あるだろう? 』

「 嗚呼、アレですか。 」

僕は兄さんから貰った盗聴器を彼の目の前へ置く。

彼はそれを手に取り破壊した。

そして今度こそチェスが始まった___


中野で今回は500字くらいに収まりました

 好評なので弟シリーズは今後新しいのが出るかもです

魔人フョードルの弟!?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

307

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚