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モブ有
学校についた。
登校してる途中、何人かにめっちゃ二度見されたけどな。
「おはよー」
「おはよう。…。あれ、虫刺され?」
「かも。」
廊下で美園と出会い、話しながら教室へ向かう。
奏斗は仕事があるとかで職員室に行った。
「そういえば、そろそろ修学旅行だね。」
「え?」
「あ、知らなかった?」
初耳だ。
ん?もしかして俺が上の空だった総合の時間にそれの説明してたのか??
「班決めとか今日やるらしいよ。」
「へぇ。」
「一緒の班になれたら一緒になろうね。」
「ええよ。」
「やった。」
あっという間に教室についてしまい、美園と別れる。
奏斗いないから暇やなぁ。
ボーっとしながら外を見る。
修学旅行かぁ。
またミッションとか来るんかなぁ。
せっかくやから楽しみたいんに。
「あ、ひばおはよー。」
「奏斗もう終わったん?」
「うん。いやー修学旅行となると話が長くてめんどいわ。」
「へぇ。どこ行くん?」
「まじで聞いてなかったんだ。京都だよ。」
「京都かぁ。」
寺かぁ。
なんか寝そうやなぁ。
「…。ね、ひば。一緒に班組まない?」
「お、ええで。美園にも誘われてん。」
「・・・。ふーん。じゃぁアキラも誘って4人で組む?」
「え、アリ。」
そんなことを話していると先生が教室に入ってきて号令をする。
「皆さんご存じかと思いますが、今日は修学旅行の班を決めます。」
加賀美先生がいろいろと説明をしていく。
みんな浮ついていて、先生の話をきちんと聞いてるやつはいなさそうだった。
「ちなみに、班決めで門題が起こった場合は教員の方で決めさせていただきますからね。」
その言葉にブーイングが上がったが、加賀美先生はにっこりと笑って号令をかけた。
「問題おこらんようにせんとなぁ。」
「ね。今日一時間目っから体育じゃん。」
「やべ、時間‼‼」
バタバタと慌てて教室を出る。
着替えんの忘れてた。
ちょっぱやで着替えているといくつかの視線が刺さる。
「なぁ、渡会。それって…。」
クラスメートが示したのは首筋だった。
「ん?なんかある?」
「いや…。それキスマだよな?」
「きすま??」
つけられた覚えはないが…。
奏斗と目が合う。
にやっといたずらっぽく笑った。
こいつ…。
「え、これキスマなん?なんか朝起きたらついてたわ。」
自分でもわかるくらい下手なうそ。
クラスメートは何かを察したのか食い下がった。
「奏斗てめぇ…。」
「wwwほら、時間ないから行くよ。」