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……
足音の方へ向かった
だんだん近づいてきたから様子を見てみたら…
……
「いやいや、なんで人の境界で勝手に写真撮ってるの……」
と、つい口に出てしまった
16歳くらいの女の子が、スマホ片手に自撮りしてたので、私はしばらく引いてた、
自分では分からなかったけど、多分そんな顔をしてたと思う
そんなことを考えてたら女の子がこちらに気づいて、近づいてきた
「……ッ」
私はびっくりして1歩後ずさった
そして、女の子が口を開いたと思ったら
『わぁぁ!!君可愛いね!どこに住んでる子なの!?名前は!?』
と、まるでナンパのように話しかけてきた
私は再度引いた、
そして察した
《あ、この子は自分で境界を破って出るような子だ》と
でも、流石に放っておく訳にもいかないので、名前と、この場所の説明だけしようと思った
……私優しすぎる
「、私はとまり…」
『とまりちゃんね!』
『私は静乃 月!』
「月…」
『そう!よろしくね!』
明るい子だなと思った、
そして、性格とは対象的な名前だとも思った
どうして、こんな太陽のような子が月という名前なのだろうと
『ところでとまりちゃん、ここはどこなの?』
「ここは境界だよ」
『境界?』
「そう、境界」
「ここは、私が作り出した絵空事の世界」
『絵空事……』
流石に引いたかな
そんなことを思ったのも束の間、彼女の月の光の如く白く眩い瞳が輝いた
『何それ面白そう!!』
何だこの子は、
正直言って変な人だと思った
「どうして喜ぶの?一生出られないかもなのに」
『……え?一生?』
『……いっしょう?!!!!!!』
事の重大さにようやく気づいたらしい、
彼女は焦りだした、凄く遅いくらいのタイミングで
「……ほんと、変な子だな」