『四章 幸運の足枷、屋上の桃源郷』※クライマックスから始まります
雷「星空きららさん、あんたが犯人だ」
三「きららちゃんが殺すなんて、びっくりー」
星「…そうだよ。私がクロ」
荒「なんで由鶴を…?」
舞「そ、そうですよ!殺す理由なんて…」
星「それが、あるんだよ。少し私の話を聞いてもらっていい?」
雷「…あぁ」
星「私は由鶴君と学校が一緒だったの。特に仲良くはないし、話したこともないけどね」
星「由鶴君は私のお姉ちゃんと仲が良くて、あの屋上でよく一緒に話してたの」
星「でもある日、こんな噂が学校に流れたの」
星「お姉ちゃんがおじさんとセックスしたって。」
星「それを流した犯人は由鶴君だった。クラスの人に脅されて、たったそれだけ」
星「それで、お姉ちゃんはもちろん怒った。言い合いがいつしか揉め合いになって
由鶴君はお姉ちゃんを…」
雷「落としたのか?」
星「うん、多分故意じゃないと思うけどね。でもそのせいでお姉ちゃんは死んだ。
その敵討ちみたいなものなの。故意じゃないからなるべく楽に殺したけどね…」
三「…それって、嘘よね?」
星「え?」
三「なるべく楽に殺してないでしょ?」
星「な、なんでそんな」
三「由鶴君の腕、すごい傷だったわよ。何回も何回も殴ったんでしょ?木の棒かなんかで」
舞「そんなっ?!星空さんが…?」
荒「…わざわざ熊用の罠で足止めしたのも、苦しめるためか?」
星「…あーあ、バレちゃった。そうだよ、由鶴君を楽になんて死なせてない」
雷「…そうなのか」
星「だって私のお姉ちゃんを殺したくせに法に守られて、楽しそうに生きてるって…」
星「本当に気持ち悪いし。何度も殴って、痛めつけて、苦しませたよ」
荒「きらら…」
星「さぁ、モノクマ。初めてよ、投票を」
モノクマ「はいはーい、お待ちかねの投票ターイム!」
星空きららさんが、クロに決まりました
【裁判閉廷】