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⋆┈不登校┈⋆
🎼📢×🎼👑 (死ネタ含みます。)
🎼📢 side
先生「ではレポート回収します」
17になる頃の冬、隣の席をずっと眺めていた。今日は来るのか、または、否か。
数学のレポートをファイルから取り出し前の席の人に渡す。
(今日も来ねぇか…)心の中でつぶやく
朝のSTが終わり移動教室の準備をする。教科書にノート、筆記用具やら準備。そしてもう1冊のノート
クラスメイト「📢行くぞ〜」
📢彡「おう」
また今日も同じ一日を繰り返す。
朝起きて、学校行って、授業受けて、友達と話して、部活行って、帰って、課題やって、勉強やって、寝る
いつもの同じルーティン
次の日、いつも通り起きて、学校に行った。
ごく普通な1日だった。
そう思っていた。
〈ガラガラ
ドアの方を見ると、スクールバッグを背負って、金髪、毛先はややサーモンピンクな小柄な君を見かけた
クラスが少し騒ぐ。「いたんだ、」「不登校なのによく来れたなw」「大丈夫かな…」
存在を忘れていた人、侮辱する人、そして心配する人
少し困惑している君に「席ここ」と教えると笑みを零し「ありがとう」と弱々しい声で言う
3ヶ月に1回、1週間から2週間登校してまたいなくなる。そんな激レアイベントが発生する。理由は分からない。
ただ、見かける度に弱々しくなっていく姿だけが印象に残っていた。
昔からそうという訳ではない。1年生の時は学校一の人気者で、男女問わず好かれていた。
1年の時同じクラスになって一番最初に声をかけてくれたのは君だった。
けれど、二学期から話さなくなった。何かあった訳でもなく、仲が悪くなった訳でもない。ただ、距離が生まれただけだった
そんな君は三学期の体育の授業で急に倒れて緊急搬送された。次の日には学校に来ていたが「ただ疲れてただけだよ!」と笑顔で言葉を放った
次第に学校に来る頻度は少なくなっていった。
周りからは「陰キャ戻り」や「舐めてる」そう噂されていた
次第に周りの人も目を向けなくなって1人孤立していた。2年生に入って1週間登校し、そこから3ヶ月学校を休んだ。
テスト返却の時には赤点は取っていなかったが、今までクラスで1番点の高かった君が低い点数を取っていった。
そこから心配になっていきノートを2冊分書くようになった。いつか君が戻ってきた時に貸せるように
📢彡「はい、(ノート渡)」
👑彡「え、?」
📢彡「授業受けてねぇから、ノート書いといた」
👑彡「!!ありがと」
無邪気な笑顔に俺は何故か、心が揺れた
👑彡「これ、ありがとね!」
2週間後、渡したノートを返された。
放課後誰もいない教室で俺と君の2人の空間
📢彡「あのさ、聞きたいことあんだけど」
そういうと君は固唾を呑む。何を聞くかわかっているかのように、それでも笑顔で「どうした?」と返される
聞いていい内容なのかわからなかった。「なんで不登校?」そんな簡単に聞いて簡単に答えてくれる内容では無いとわかっていた
それでも心情で聞きたかった。周りの「陰キャ戻り」という言葉が嘘だということ。本当の意味を知りたかった
📢彡「あんさ、その、、」
「なんで最近学校来てないの?」
そう聞くと君は苦笑して「なんでもないよw」と。
その答えが気に入らなかった。苦しい顔をしながら嘘を吐いている。本当に気に入らなかった
📢彡「本当は?」
もう嘘はつけないな。という顔をしながら俯く君。少し掠れた声で返事した
👑彡「病気…なんだよねw、」
📢彡「…ぇ、」
👑彡「正確に言うと心臓病…w。」
笑ったつもりだったと思うが、心細い声に、寂しげな顔で冗談ではないことを悟る。
あまりにも衝撃的な事実に息を呑んだ。声が出なかった。動けなかった
けれど、それと同時に怒りが上がった。周りの人は理由ひとつ知らずに「陰キャ戻り」「舐めてる」と解釈
手を出したくなるほどに…
気づくと、俺は自分の手を強く握りすぎていて、下唇を噛んでいた
そして、軽い風のようにそっと君は俺を抱きしめた「大丈夫だよ」という優しい声で。
次の日、君はまた学校に来なかった。
教室は「根性ねぇなw」「まじで舐めすぎ」の軽蔑や罵倒で溢れていた。
〈バン!!!
気づいたら机を叩いて、俺は立ち上がっていた
📢彡「おめぇら少しは自分の言ってること自覚しろや!!!」
自分でさえ俺に驚いていた。やめないといけない、落ち着かないと行けない。なのに止まらない。口が勝手に動いて、大きな声を出してしまう
教室中に俺の声が響いた。廊下を歩いていた人も、笑っていた人も、ひとりで読書をしていた人も一斉に黙り込んで俺の方を見てきた
📢彡「何も知らねぇ癖に大口叩いてんじゃねぇよ!軽蔑すんなばかやろう!!!」
友達「っちょ、📢!!どうしたんだよ、おちつけって、」
友達の声で我に戻った。乱れた呼吸を整えようとするも、上手くいかない。
📢彡「わりぃ、先生に体調悪いから休んだって伝えておいて」
友達「え、?📢?!」
自分の荷物を取り学校から出る。落ち着かない、居心地が悪い。
会いたくなった。よく頑張ってるって伝えたかった。ごめんと謝りたかった。そう考えるうちに病院まで足を運んだ。
📢彡「すいません、👑っていますか?」
看護師「はい、1125室です」
📢彡「ありがとうございます」
いつの間にか11階の病室にいた。会いたいという執着心が除けない。ただ、もう一度見たかった
恐る恐るドアを開けてみる。眩しい光が目に入って風がゆらりと髪を触る。そして窓の方を向きながらヘッドホンする君の姿が目に映る
少し控えながら黙々とベッドの方まで歩いてみる。制服ではない、病院服を来た君の姿を見ると違和感を覚える。
📢彡「👑…」
少し小さな声で話しかけてみるが上手くいかない。ふんわりと優しく君の肩に手を置くと、少しびっくりしてこちらの方を向く
👑彡「📢くん?!な、なんでここに?」
📢彡「学校、サボった。」
「ダメだよw」と笑いながら言う君に少し寂しさを覚えた。こんなにも優しい人を周りは自分がいいように解釈し広める。
「ごめん、」とぽつりと言葉を離し、君を抱いた。腕の中に小さく収めるみたいに、守るように。
👑彡「ここいいところでしょ!」
そういいながら中庭の方に足を踏み入れた。イルリガードル台(点滴を支える台)を片手に持ちながら満面の笑みで語る
👑彡「こっち来てよ!」
そういいながら俺の制服の袖を軽く引っ張る。可愛らしい仕草だった。深く深呼吸をしてもう一度俺の方を見る
👑彡「俺はもう大丈夫だよ!願い99個叶ったから!」
99個という数に少し疑問を持つ。そういう人もいるのかと考えているうちに「もう1つ気になる?」と少し意地悪な顔で君は言う
「気になる」そう答えると「当ててみて!」を軽く笑いながら俺の方を見る
この気持ちはなんだろう。守りたいという気持ち、俺のものにしたい気持ち、傷をつけたくない気持ち、そばにいたいという気持ち
「当てるの苦手」と言うと少し顔をくしゃっとし、俺の方に駆け寄る。
👑彡「もうひとつは、📢くんと一緒にいること!」
そういうと君は少しはにかんで目を逸らす。
嗚呼、俺はこの人が好きなんだ。
一つ一つの仕草も、可愛い顔も、透き通る声も、優しいところも、笑顔でいるところも。
全部好きなんだ。
📢彡「その願い…叶うかもね」
ポロッと口から溢れた本音。思わず顔を上げる。👑も目を丸くして赤面する。愛おしいと思いつつ、俺の顔も赤くなるのを感じる
「付き合ってください」「喜んで!//」
18になる頃の冬、隣の席を眺めていた。
ファイルからレポートを取り出し前の席の人に渡す
今日もまた同じ一日を繰り返す
朝起きて
学校行って
授業受けて
友達と喋って
部活行って
お墓参りに行く。
俺たちの甘酸っぱい恋は、短く、しかし長く。
これからも君のことを想うだろう。
いつもの同じルーティンを繰り返す。
__________
「キムチ」さんからのリクエストでした!
3回目のノベル!変なところあったら教えてくださいm(_ _)m
リクエスト募集しています!!
【⚠︎︎👑彡左以外でお願いします】
なう(2026/01/13 18:48:38)
コメント
2件
うわぁぁぁぁあ!ありがとうございます!最高です♪