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勇斗side
勇斗「なーにしてんの」
下を向いていたので声をかけると、
仁人は泣いていた。
仁人「・・・う、っうう…」
勇斗「は、えっ?!」
「どどどうした…!?!?」
仁人「なくなった…」
「なくなっちゃったんだよ…」
顔を塞ぐ左手の薬指に着けていた
あの指輪には、宝石代わりの金木犀が
付いていなかった。
勇斗「まさか、金木犀…?」
仁人「ずっと、探してるのに…」
「探して、探して、探してるのに…!!!」
「勇斗くんから貰った金木犀が
どこにも無いんだよ!!!!」
勇斗「・・・今、なんて…」
仁人「・・・あ」
勇斗「やっぱりお前…しー」
仁人「やめろ!!!!」
「はぁ…は…はぁ…」
仁人は俺の口を無理やり抑えた。
勇斗「・・・」
仁人「・・・そーだよ」
「俺は、あんたが好きだったあの子だよ…」
「でももう、あの子は死んだ…」
「死んだんだよ…あんたに出会ったから…」
勇斗「じゃあなんで、」
仁人「ん…」
勇斗「じゃあなんで…なんでそんな本気で
金木犀探してんだよ!!!」
「本当は、大事だったんじゃねぇのかよ!」
「あの頃の、記憶!!」
仁人「うっ…あ、っ」
「俺は…俺は…」
「俺は…!!!」
勇斗「・・・」
仁人「え」
パシッ
勇斗「俺、好きだよ」
「仁人の事」
仁人「あっ…」
「・・・なんで」
勇斗「分かんない」
「でも、いつも仁人を見るとなんか胸が
モヤモヤして、ずっと痛い」
「この胸の痛みが証拠じゃ、ちょっと
弱いかな…?笑」
仁人「好きだよ…俺も、好きだけどさ…」
「勇斗くんの好きはきっと違うよ…」
「俺ばっかり、いつも好きじゃん…」
勇斗「しーちゃんの気持ちが
強いから違うって?」
仁人「・・・グスッ」
勇斗「・・・確かになそうかもしれない」
「今俺も、それが一番怖いよ」
仁人「やっぱり…そう」
勇斗「でも!!、でも、」
ゆゆ

411
「それでも俺は、仁人を好きになりたい」
仁人「えっ…?」
勇斗「あーっと…えっと…違うな…えっと」
「そういう事っ!じゃなくて…」
「嫌いとか好きとか
そういうんじゃなくて…」
仁人「・・・?」
勇斗「もっと、知りたい」
「仁人のこと、もっと…」
「そりゃ仁人からしたら、
納得できないと思う」
「言い方悪いけど試用期間みたいな
感じだから…」
仁人「グスッ、うん…」
勇斗「でも、俺は…あんたを傷つけても
あんたを知りたい!」
「あんたを泣かせてでも、
この気持ちの正体を暴きたい!!」
「あんたと、一生居たいんだよ!!!」
仁人「・・・グスッ…」
「俺も、一緒に居たいよ…」
勇斗「・・・うん」
「俺、仁人と」
仁人「いやというか勇斗くんこんなこと
言ってるけど葵扇さん居るじゃん」
勇斗「あっ」
仁人「・・・浮気?」
勇斗「うー…」
「だって、来てくんなかったんだもん
仁人が」
仁人「好きだったあの子が男でした!」
「勇斗くん!付き合ってください!!」
「なんて、出来るわけないでしょ…」
勇斗「まあそうだけどさ…」
仁人「じゃあ分かった」
勇斗「ん?」
仁人「もし、将来1人になっちゃって、」
「誰も居ないでクヨクヨしてたなら」
「この俺が、迎えに行ったげる」
ギュッ
仁人「これは友達のハグね///」
「今回だけだよ」
勇斗「・・・」
トスッ(ハートに矢が刺さった音)
こいつ、無自覚でこれなのかよ…
仁人「あれ…?勇斗くん…?」
「ねぇ、どうし」
チュッ
勇斗「じゃあこれは、友達のキスね笑」
仁人「ふぇ…」
「あっ、あっ、これはアウト!!!!」
「完全にアウトー!!!!」
勇斗「ははは笑」
仁人「もぉー!!!」
𝐞𝐧𝐝☕︎︎𓂃 𓅇
コメント
6件
ふぁっ 友達のキスはもう恋人とのキスやて! …てぇてぇ_:(´ཀ`」 ∠):

え、もう!もう!! 最高過ぎませんか!!! つ…続きを…🙏
わお、無自覚は罪なのじゃ(-…-)フォッフォッフォ