最近毎日夢を見るんだ。
みんなすぐ何処かに消えて。
すぐみんなこっちにきてくれる。
嬉しくて自然と涙が出る。
こんな夢。
夢の中でみんなはこう言う。
「俺たちと一緒に遊ぶの楽しいよな!______!」
『うん!』
「やっぱ______がいると毎日が楽しくなるよ!ありがとう!」
『こちらこそありがとう!』
「______がいないと俺達寂しいよ〜」
『ふふふw嬉しい!』
みんな優しい僕のことこんなに大切にしてくれて。
でもある日、1人の女の子がこう言った。
「やめなよ!______くんがかわいそうだよ!」
「______くんもこんな人達と一緒にいるのやめなよ!」
何を言っているかわからなかった。
僕が可哀想?
僕はこんなに楽しく遊んでいるのに?
でも、彼女の目は本気だ。
「何言ってんだよw______は俺らと楽しく遊んでるよな!」
『うっうん』
「ほらあっちいこーぜ!」
『あ!待って!』
みんなは女の子の言葉に否定し僕を連れて外に出ようとした。
少し女の子の言葉が気になったけど気にせずみんなに着いて行った。
外
「あははははw」
「楽しいな!______!」
『うん…。』
「何〜?元気ないじゃ〜ん」
『大丈夫だよ、続きしよ』
遊び終わった…。
「…。」
『?』
さっきの女の子がいる、すごく心配そうな目で。
なんでそんな目で見るの?そんな顔しないでよ…。
『どうしたの?すごく心配そうな目で僕を見るけど…?』
「どうして______くんはそんなに笑っていられるの?」
『?』
どうしてって、僕は楽しいから笑ってるのに…。
『どうしてそんなことを言うの?楽しいからに決まってんじゃん!』
「本当にそれは楽しいのかな?」
『なんで?』
「!?」
なんで…なんでそんなこと言うの?なんで?なんで?僕はすっごく幸せだよ?幸せなのになんでそんなことゆうの?
『なんで、僕は楽しいから笑ってんじゃん』
『楽しくなかったら笑ってるわけないじゃんw』
「!?やめて!」
『あはwあはははははは!』
「ヒッッッ」
『楽しいと思うことは僕が決めるんだ、だから楽しい楽しくないはお前が決めるもんじゃない』
『僕に逆らったらどうなるか覚えておいた方がいいよw』
「…。」
『あぁwもう聞こえてないかw』
この世界は僕の自由。誰が何を言おうと全ては僕のもの。この世界は僕の理想。現実なんか要らない。だってこんなに楽しい世界があるんだから!
『あははw』
『たのしー!』
そう笑いながら僕の顔についた鉄の匂いがする紅い液体を舐めた。