情を交わし終えたカルドとオーターが余韻に浸っていた。
カルドがオーターを愛しそうに見つめながら、優しく髪を撫で、オーターは気持ちよさそうにうっとりと目を閉じている。
その仕草はまるで猫のようだった。
すると、髪を撫でていたカルドが手を止め口を開いた。
「オーター。僕ね、明日から長期任務なんだ。」
「え・・・そう、ですか。」
カルドの言葉を聞いたオーターが、閉じていた目を開け一言呟いた。
呟かれたその一言の中に混じったほんの少しの寂しさを感じとったカルドが、フッと笑いながら続ける。
「寂しいかい?」
「寂しくない・・・と言ったら嘘になります。」
「ふふ。」
「何笑ってるんですか。」
「ごめん。その言い方、君らしくてつい。」
「・・・フン。」
「ごめんね。そう拗ねないで。」
カルドが拗ねモードになってしまったオーターをそっと抱きしめた。抱き締められたオーターがカルドの胸にスリッと擦り寄った。
やはり猫のようなその仕草に、カルドは笑みを深めながら思った。
(可愛いな。)
「それで?」
「ん?」
「任務はどのくらいの期間なんですか?」
「んー、一ヶ月くらいかな。」
「そんなに、ですか。」
「うん。標的の魔物の大群が思っていたより手強くて苦戦しているらしくてね。僕はその助太刀に行くんだ。」
「そうですか。貴方の事ですから大丈夫だとは思いますが、気をつけて下さいね。」
「うん、ありがとう。・・・ねぇ、オーター。」
「何ですか?」
「もう一回シない?」
「何故そういう流れになるんですか。先程シたでしょう。」
「だって、一ヶ月も君と離ればなれなんだよ?あれじゃ正直物足りないし、君不足でどうにかなっちゃうかもしれない。ね、あと一回だけ。お願いだよ。」
真っ直ぐに見つめながらお願いしてくるカルドに、オーターは小さなため息をつきながら頷いた。
「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて。」
「あ。」
許しをもらったカルドが、オーターの身体を再びベッドのシーツに組み敷き、彼の足に手を這わせゆっくりと左右に割り開かせ身体を足の間にすべりこませる。
ーそして、オーターの唇を優しく塞いだ。
コメント
7件
金の風さんが、私の作品に♥してくれて、作品を見に来ました! オーター受けたくさんで最高です!
Foooooo!新作だー!相変わらず神😭
新しい投稿ありがとうございます! 甘々なカルオタもすごく堪らないです! オーターの猫のような仕草と、寂しそうにしてるのがとても可愛らしくて顔がニヤけます😊