カルドが何度も優しく唇を押し当てる。
そしてまた唇を塞ぎ、オーターの唇を舌でなぞり、口を開けるよう促す。
オーターが少しだけ口を開ければ、ニュルッとカルドの舌が中に侵入してオーターの舌とカルドの舌が絡み合い口付けが濃厚なものになった。
クチュ、クチュ。
「ん・・・ん・・・。」
「んぅ・・・ふ・・・。」
クチュ、チュル。
「ふ・・・はあ。」
「ん・・・ふあ。」
唇を離せば、キスの濃厚さを表すように二人の間に銀糸の橋が出来てプツンと切れた。
「・・・・オーター。」
「カルド。・・・ん!」
カルドがオーターの首筋に口付けそのまま鎖骨、肌を下がり先程の行為でぷっくり膨らんだままの乳首にたどり着き、オーターが身体をぴくっと跳ねさせながら短い声を出す。
悪戯にそこをコリッと噛んでやれば、びくっと先程よりも身体を跳ねさせ高い声を上げた。
「やっ!」
「前から思っていたんだけど、君ってここ弱いよね。」
「わ、悪いですか?」
「悪くないよ。可愛いし、それに、」
「それに?」
「イジメ甲斐がある。」
「んあ!やああ。」
ツンツン
レロレロ
チュウチュウ
カルドが乳首への愛撫を再開し、舌先でつついたり、舐めたり、口に含んで吸えばオーターの口からたちまち艶のある甘い声が上がり、カルドの耳を震わせ、興奮させ、彼のペニスがズクンと反応する。
(ああ、本当に可愛いなぁ。このままイかせてもいいけど、もっとオーターを気持ちよくさせてからイかせたい。)
カルドが乳首への愛撫をやめ、オーターの胸元から顔を上げる。
「ぁ、なん、で。」
突然やんだ愛撫にオーターが無意識に疑問の声を上げるのでカルドは笑みを浮かべる。
「君の愛らしいここでイかせてもいいんだけどね。どうせなら、もっと違う箇所でイかせてあげたいと思って。例えば、ここで・・・ね。」
するり。
「あっ。」
カルドの手がオーターの形のいい尻をひと撫でする。そして尻の割れ目をなぞりながら、オーターに言った。
「指、入れるよ。」
「・・・はい。」
ツプッ。
「んっ!」
「もう一本入れるよ。」
「は、い。」
ツプン。
「ンン。」
クチュクチュ、クニクニ。
「あっ、はぁ!」
カルドの綺麗な指が二本、オーターの尻の割れ目に隠された蕾の中へと入れられ、二本の指がバラバラに好き勝手に動き回り、オーターは胸をそらしながら甘い声を上げた。その様子を楽しみながらカルドが口を開く。
「まだシてからそんなに時間が経っていないから柔らかいね。これなら、もう入れても問題なさそうだね。」
「ン・・・入れて。」
中へと誘う声にカルドは指を引き抜き、既に勃起しているペニスを蕾へと押し当てそのまま中へと入れていく。
ズプ、ズプププ。
「ンン、あっ、あっ、やぁ。」
ズプン!
「ンああ!」
「はあ、全部入ったよ。ああ、君の中は何度入っても気持ちいいね。最高だよ。」
「あ、う。」
(カルドのが・・・私の中で、ドクドクいってる。熱くて、太くて、大っきくて、気持ちいい。)
自身の中に入ってきたカルドのものにうっとりとしているオーターを見て、カルドが頬を撫でながら聞く。
「君も気持ち良さそうだね。ねぇ、オーター?」
「は・・・い。気持ち、いい。」
「いい子。さぁ僕ともっと気持ち良くなろう。動くよ。」
「ん。」
素直に返事をするオーターに優しく微笑んで、カルドが律動を開始した。
パチュン、パチュン、パチュン、パチュン。
「はあぁ、あん、アン、やぁ。」
「君のその声も本当に、たまらないな。もっと聞かせて。」
そう言うとカルドは、先程よりも速くオーターの中を何度も突き上げる。
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
「ひあ!あっ!あっ!アッ!んああ!やっ!やめ、はげっし!やあああ!イッくう!」
「はっ、はっ、ぼく、もだ。はっ、一緒に、はっ、イこう。」
カルドが腰を結合部のギリギリまで引き、思い切り突き上げた。
パアアアアアン!
「んああアアア!」
ビクン!ビクン!
ビュルルルル。
ギュウギュウ!
「う、あ。」
ビュルルルルルル!
激しく強い突き上げによりオーターは、悲鳴に近い声を上げ、中に収まったままのカルドのペニスを強く締めつけながらイき、カルドもまた自身のものを強く締めつける動きに促されるまま、熱い精液をオーターの中にぶちまけた。
「ぁ・・・ぁ・・・熱いいィ。」
クタッ。
「オーター?」
「・・・・・・・・。」
「トんじゃったか。無理させてごめんね。付き合ってくれてありがとう。」
意識を失ってしまったオーターのおでこにチュッとキスをして、カルドはオーターの中からペニスを引き抜き、彼のかけている眼鏡をはずしてベッドサイドテーブルに置いた後、事後処理を始めるのだった。