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今日、長年の夢が叶う。
俺はそっと広くて青い空を眺めた。俺はずっと空を飛びたかった。あの青い空をずっとずっと眺められたらどんなに心地よくて気持ちいいのだろうか。ジブリの作品の何かで上を向いて歩こうみたいな歌が出てきてたのを思い出した。
でもなぁ…
「はぁ」
俺はため息を着き、下を眺めた。ずっと上を向いて歩こうとしたんだ。涙がこぼれないように。地面に涙の花が咲かないように。気づかれないように。迷惑をかけないように。でも、でも、、、
「なんでみんなに迷惑をかけて、不快な思いをさせてるのに、なんで俺に構ってくれるんだろう。なんで心配してくれるんだろう。」
世界は俺みたいな言い訳ばかりつくやつにも優しくて、暖かい涙しか出なくて、死ぬ理由なんて一つもなくて。
俺の頬をつたう涙が十五メートルし下の地面に落ちた。
「死ぬ理由がないのと同じくらい、生きる理由も見つからんのよ。迷惑かけてばかりなんに、死ぬのにもお金がかかるのに、、、」
「、、、まぁ、俺が生きるよりは金はかからんか。」
拝啓俺の大好きな人達へ、俺のことを好きでいてくれてありがとう。俺が悩んでいた時に話しかけてくれてありがとう。いつも俺の前で笑顔でいてくれてありがとう。でもたまに、俺に悩みを話してくれてありがとう。役に立ったかどうかはわかんないけど、あんたらが笑顔でいるなら役に立っても立たなくてもどっちでもいいや。あんたらみたいな人がいて俺は幸せでした。でも、、、願望がどうしても消えんくて、なw強いて言うなら
「っっっ兄貴!」
青い空の中に青い彼の声を聞いた気がした。