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俺が風香に告白をして彼女になった後、普段と変わらない日常を過ごして1週間が経ったある日のことだった。俺は彼女の気になる点があった。


それは、未だ3限の授業だと言うのに居眠りしているという点だ。居眠りしてるとかヤンキーとか何処ぞの不良じゃん。w(俺も大概だけどな。💦)


最初はただの寝不足かと思っていたが、暫くしたある日にどうやら寝不足では無いことを知った。この前、風香とそれぞれの自室に話していた時、「最近は、寝ても寝ても寝足りないの。」と言っていたことを思い出した。その時、俺は「大丈夫かよ、それ絶対早く寝るべきじゃね?」と少しだけ心配はしていた。


しかし、翌日。朝のHRが始まる前の朝のことだった。


風香「おはよう、悟さん。」


風香はいつものように教室に入って来て俺のところに話し掛けて来た。この時、傑は未だ起きておらず、硝子は御手洗に行っていて教室で風香と2人きりだった。「2人きり」って言うと何だかドキドキする…。///


悟「はよぉ、風香。昨日は俺が言った通りちゃんと早く寝たか?」

風香「うん、早めに床に就いてぐっすり寝たよ。でも、ダメだったの。寝てもまた眠くなるの…。😴」


そう言って、睡魔に襲われたのか風香はウトウトし始めた後、そしてーーー。


ドッ


悟「!!お、おいっ!?/////」


俺は風香が倒れないように両手で押さえ、そのままお姫様抱っこをして横にさせた。彼女は硝子よりも背が低く、俺らの中でも1番低身長であり、体重もそんなに重くもないから軽かった。簡単に言えば、持ち運びしやすいのだ。


一応、風香の額を触ってみた。万が一熱を出していたら、今頃硝子を起こして呼んでいたに違いない。だが、女子の部屋に入るにしてもプライベートを覗かれるようなもんだったから、怒られるに違いない。最終的には殴られるからな。💦


だが、全く熱を出していなかった。頭痛か何かかとも思ったが、もし本人が頭痛だったのなら「頭が痛い」とも言う筈だ。熱でもないし寝不足でもない、頭痛でもないとなると一体なんなんだ?🤔


俺は風香が風邪を引かないように毛布を掛けておき、起こさないように静かにしてあげることにした。


そんなことがあったのだが、風香《アイツ》には気になる点が未だ未だあった。元から友達がいないのか、あまり話し掛けて来なかったことがあった。まるで、そちらから話し掛けてほしくてじっと待っているかのような子供のようだった。


後、こんなこともあった。授業の宿題を提出する日のことだった。俺の得意教科であった数学は昨日のうちにパパッと終わらせていたため、朝早くに提出をした。次に傑、硝子、風香の順番で提出したのだが風香は…。


風香「大変!数学の宿題やり忘れちゃった!!💦」

悟・傑・硝子「はぁ!?・えっ!?・え?」


朝っぱらから風香の大きな声で俺達は驚いた。俺は風香の横に立って、風香の数学の宿題のノートを見る。もちろん、宿題の部分は白紙だった。


悟「何やってんだよ風香。宿題は昨日のうちに勉強しておけよ。💦」

風香「ごめん、私宿題の提出が今日迄だとは思わなかったの。💦」

傑「まあまあ悟。風香ちゃんも忙しくて忘れちゃったんだろう。悟、代わりに宿題を写させてもらったらどうだい。💦」

悟「分かったよ傑。💦」


この時、傑が風香をなだめてくれていたため、結果的に宿題はギリギリ間に合った。

他にも、体操服を忘れてしまったり授業変更を忘れてしまったりと何かと忘れてしまっていることが多かった。

ちゃんと寝た筈なのに眠くなること、物忘れが多いこと、自分から話し掛けて来ないことは何か関係あるのだろうか。俺はますます彼女のことを知りたくて仕方なかった。

花よりも美しい君に愛を誓う。

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