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メイクアップ

1 - 第1話

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2025年03月21日

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 やよゐは、丹念に手鏡を見ていた。洗顔後、化粧水、乳液、美容液、ファンデーションベース、コンシーラーで顔のシミを隠す。

固形ファンデーションをスポンジで伸ばす。


次に、アイライナー。最も気合いが入る。(今日は、やや切れ長にしよう)黒のライナーペンで眼の周りを囲む。

アイシャドウ、(今日は紫っぽい気分だ)アイホールに薄いピンクを入れ、上まぶたに紫色のシャドウを入れた。仕上げにキラキラ光るグリッターシャドウを指でつける。

ファンデーションよりやや濃い肌色で顔に影をつけ、明るいブラウンでチークを入れた。

唇は紫系深紅でブラシで唇を囲む。透明のグロス。


眉、半月型にブラウンで徐々に形をつけた。


以上でやよゐの本日のメイクアップはおしまいで有る。平ハケで顔全体にパウダーを入れた。


髪から巻いておいたカーラーを外し、ロングヘアにブラッシングをした。


さ、降りようっと…赤坂見附駅で彼女は降りた。


この車内ショーは平日毎日行われた。皆、食い入るように見ており、御婦人方は半ば恥ずかしいげで有り、男性は興味しんしんだった。


御婦人方が恥ずかしいというのは、同じ女性としてでは無いか。自身のメイクアップが余りにもお粗末で有り、メイク商品に金がかかっていないせいで有り、ヘアスタイルなど、カットしっぱなし、パーマのかけっぱなしに等いものだったからである。


そしてどんなに車内が混んでいても、赤坂見附の彼女の為に席が空けられた。

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