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「先輩??……」
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アーカイブや配信を全部見ているわけではありませんので口調間違えはご了承くださいませ。
解釈違い等あると思いますが、その思いは心に閉まって見てください。
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人によって感じる”幸せ”は違うと思う。例えば、お金を沢山使うだとか。好きな人と話すだとか。沢山あるだろうけど、その中でも私の幸せは仲間といることだった。
その仲間というのは簡単に言うと同期。私は ”にじさんじ”というバーチャルライバーグループというグループに入っていて、そこの同期といるのがとっても幸せだった。でもその幸せはいつか絶対に壊れる。
もし、幸せが壊れた時の話をしよう。
第1話 : 幸せ
「…リ!」
「…リリ!!」
騒がしい声が聞こえて、桃色の髪の少女は目を覚ます。その少女の名前は”夕陽リリ”。夕陽リリは、同期の”家長むぎ”の呼び掛けによって目を覚ました。目を覚ますと真っ白な空間。
「ここ、どこ……??」
そう口に出して周りを見渡す、家長の他にも”伏見ガク”がいた。みんな伏見ガクのことをがっくん、と呼んでいる。がっくんはこの部屋の探索をしているみたいだった。部屋の壁にはドンとモニターが置いてある。ぼーーっとそのモニターを見ていたら、家長が口を開けた。
「リリ、どうしたの?」
「ごめん、ちょっとボーっとしてた。」
心配してくれてたのかな。と思い、つい気が緩んでふふ、と笑いを零した。それと同時にモニターの電源がついて、”ある人物”が映った。その人物は喋り始める。
『イマカラ、オレ…ボク、ボク、ボク!!!!……ボクトタタカオウ。』
どこか聞き覚えのある声だった。その声の主は”剣持刀也”これもまた私の同期で、一人称の僕にこだわりが強い人だった。がっくんの相方でもあった剣持先輩。それを見て勿論がっくんは驚愕していた。家長も、私も。同じようにモニターを見て驚いた。
『……ナンカイエヨ!』
みんなその一言で一気に笑い出す。あはは、きゃはは、イーッヒッヒ。そこには笑顔が絶えなかった。でもそれを見た先輩が『モウイイ』と言ってモニターの画面外に行ってしまった。あれ、どこに行ったんだ?とみんなキョロキョロする。すると床からドンドン、と音がする。何の音だろう、と気になって近づいたらそこから先輩の頭が出てきた。驚いた私は大きな声で「ウワアアッ!!!」と言ってしまった。それを聞いた先輩は「うるせえなあ゛!!!」と言って床から出てきた。
「剣持さん、さっき俺と戦えーーみたいなこと言ってたよね?3:1で戦うって剣持さん勝ち目なくない?」
と家長むぎが言った。その通りだ。3:1はさすがに勝ち目ないと思う。じゃあどうするんだ?と思った時、剣持刀也が答える。
「それはそうですよ。なので僕はハンデを使うんです。強くなる薬、飲みました。あとむぎちゃん僕の一人称僕ね。」
強くなる薬…そんなのあるんだ、初耳。
そう思った。こっちには狐もどきと女子高生と未来人がいる。強くなる薬を飲んだ先輩がどれくらい強いのか、それが分からないから、私達に勝つ未来が見えた。
「じゃあ、始めましょう。」
そう先輩が言うと同時に、みんな武器を手に持った。