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aoi×tbur tbur愛されR無し
なんでも許せる人向け
『』→つぼ浦
「」→つぼ浦以外
「“”」→無線
らだお視点
つぼ浦が最近爆発物を持たない。
対応課の俺としてはありがたいけど、やっぱりいつものように暴れるつぼ浦を求めてしまう。
「らだおー。つぼ浦さんさあ、最近ロケラン使ってなくない?なんかまた問題起こした?」
「いやそれが分からないんだよ。ロケランどころかグレネードもc4も使わない。」
「えー、お金に困ってんのかな。」
「だとしたら署長とかキャップに強請りそうだけど、、、」
「つぼ浦さん改心!?」
「なわけないでしょ。」
成瀬とそんな会話をした後、なんとなく今のつぼ浦の様子が気になってきた。
あのつぼ浦がずっとロケランを撃ってないなんてストレスでどうにかなってそう。
「つぼ浦の様子見に行ってみようよ」
「あり。」
俺と成瀬はつぼ浦を探し始めた。
「あ、いた。」
そこにはいつものように本署前でキャップと戯れるつぼ浦がいる。
キャップとなにかギャーギャー言い合ってると思ったら次の瞬間にはバットを取り出し殴り合いになっている。
「なんか、心配して損した。」
「うーん、いつもと同じだな。」
少し傷心しているつぼ浦でも見れると思ったけどとっても元気だ。
まあ元気はいいことだけど。
と、そこにピピッっと犯罪の通知が来た。
客船だ。
本署でチルっていた署員たちが一斉に飛び出してくる。
「“俺船出しまーす。一緒に行く人”」
「“さぶ郎ニトロの船で行きます”」
「“俺と成瀬ヘリ出す〜”」
「おい、勝手にヘリにするな。」
「いいじゃんいいじゃん。早く行こ。」
ヘリを出しに行く前にチラっとつぼ浦を見てみる。
いつも通り大型犯罪には行かないようだ。
「つぼ浦行かないのー?」
『あ?俺は行かないぜ!俺が行くと無双しちまうからな!』
一応声を掛けてみるも結果は同じ。まあいっか。
正直言ってつぼ浦が1人で銀行強盗に向うのが心配だ。
つぼ浦はギャングに好かれやすいし、誘拐とかされたらたまったもんじゃない。
なるべく近くにいて欲しいけどだからと言って危険な大型犯罪の現場に連れていきたいとも思わない。
今日はキャップも居る。一緒に行動するだろうから安心だろうか。
「らだおー。何してんの早く行くよ。」
「はーい。」
成瀬の言葉でハッとして、つぼ浦から目を離し犯罪の対応に向かった。
「はー疲れた。」
「らだおナイスだったね〜。1人ブレードでやってたやん」
「まあね〜」
成瀬に答えながら若干上の空だ。客船が終わって帰ってきたが本署につぼ浦がいない。
危険な目にあっていないか不安だ。
「なにキョロキョロしてんの。つぼ浦さん探してる?」
「う〜ん」
「つぼ浦さんの事だから飲食店巡りでもしてるんじゃない?」
「う〜ん」
「聞いてる?」
「笑笑聞いてる聞いてる」
成瀬をからかいながらもつぼ浦を探すのを止めない。
今頃ギャングに絡まれていたらどうしよう。
と、ピコンと通知がくる。そこにはつぼ浦ダウンと書かれている。
どうやら北のコンビニで倒れているらしい。
「ちょっと俺行ってくるわ」
「俺もいく〜」
急いでヘリを出しに行く俺に成瀬がついてくる。
成瀬もつぼ浦過保護隊の人だ。心配な気持ちは同じなのだろう。
急いでつぼ浦の元に向かうと既に救助隊も来ているようで救助隊のヘリがいるのが見えた。
なかなかヘリが飛び立たないから現場蘇生してもらっている様だ。
俺達も地上にヘリを下ろす。
「つぼ浦ー!大丈夫ー?」
『あ゙ーアオセンとカニくんじゃないっすか!もう散々な目に合いましたよ!』
今起きたばっかりのつぼ浦は元気に言う。
とりあえずすぐ助かってよかった。
「何があったんすか?」
成瀬がそう聞くとつぼ浦は思い出したのか顔を顰める。
『コンビニ来てよぉ、人質いねえラッキー!って思って突入したらまんまとやられちまった。』
「珍しいね?テーザー持ってなかったの?」
つぼ浦のそういった戦闘の勝敗はいつも五分五分だ。
でも最近バットで惑わしながらテーザーを撃って手錠という技を習得してから負け無しだ。
『テーザーもバットも持ってないぜ。持ってるのは警棒と手錠だけ。いやー行けると思ったんだけどなあ!』
「いやいや、なんでよ。いつもの装備はどうしたの?」
『もう持たないぜ!これからは警棒で戦う。』
「ええ、あまりにも無謀じゃない?」
流石のつぼ浦でもバット、テーザー、ハンドガンくらいは持っていたのにどうしたのだろう。
何かあったのか、もしかして武器を持つと手が震えるとか?
「なんかあったの?つぼ浦。」
『ああ?なんもないぜ!あ、そうだ。お願いがあるんスよ!俺の周りでは銃撃たないで貰えます?』
「え、なんで?」
これまたおかしな事を言い出した。
それじゃあ事件に対応できないじゃん。そう思うけどつぼ浦のお願いだから聞いてあげたい。
「もしかしてつぼ浦さん、、、銃が怖くなったとか、、、!?」
『あーまあそんなとこだ。』
成瀬が聞くが、つぼ浦は適当に返事して周りをキョロキョロ見ている。
とりあえず銃が怖くなった訳では無さそうで安心する。
「なんか探してんすか?」
『んー』
またもや成瀬が聞くがつぼ浦からは適当な返事しか帰ってこない。
俺と成瀬も周りに何かあるのかと見渡して見るが何も無い。
不思議な顔をしてつぼ浦を見るとつぼ浦は何かを見つけて安心したような笑顔になる。
本当にどうしたんだ。なにか危ない薬でもやってる?
「ま、いっか。つぼ浦ヘリ乗ってく?」
『いや、俺は歩いて帰るぜ!』
「ええ?ここ北だよ?」
そういえば、つぼ浦の車もいつも乗っているハクチョウも見当たらない。
もしかして歩いて来たのか。
「んー、じゃあ先帰ってるね」
俺は仕方なく成瀬とヘリに乗り本署にもどる。
「ねえ、やっぱりつぼ浦おかしくない?急に銃撃たないでって言ったり車乗らなくなったり。」
「思った。でもなんかあったようには見えないんだよな。めっちゃ元気だし。」
「なんなんだろう。キャップに相談してみる?」
「キャップ今牧場。」
「ああ〜」
そんな話をしているといつの間にか本署についていて本署は何やら騒がしい。
どうやらすき家か松屋か吉野家かで言い争っているらしい。
一旦つぼ浦のことは忘れて俺はなか卯を主張しに行った。
「、、、で、つぼ浦が楽しく働けるのが一番だと思うから」
『何が言いたいんスか!解雇か!?』
署長室から大きい声がして歩みが止まる。なに?つぼ浦が解雇?
「いや、そうじゃなくてな、う〜んそうじゃなくてもうちょっとなんかな〜」
『ハッキリしてくださいよ署長!俺もそんなに暇じゃないんスよ!』
「つまりな、最近の君は、少し仕事に身が入っていないというかな。」
『身は入ってるっスよ!ただ実にならないだけで!、、、言うてはりますけど』
「ふっ笑」
つい吹き出してしまった。負けた気持ちだ。
なにを話しているのかと聞いていたら、確かに署長の言いたいこともわかる。
あれからつぼ浦は乗り物には乗らない、武器は警棒だけ、大型犯罪には行かないを徹底している。
そのせいで、大体の事件はつぼ浦がついた時には犯人に逃げられているのだ。
本人は真剣なんだろうけど検挙率はすこぶる悪い。
「事件対応はしなくてもせめて街をパトロールして周ったりしてくれればいいんだけど、」
『事件対応してるじゃないスか!』
「捕まえられなきゃ意味が無いんだよ。」
『そんな!頑張ってるのに!』
「つぼ浦ならもっと頑張れるはずだろう。実際前まで車にも乗っていたのに。」
『、、、もういいや!しばらく警察休みます!』
つぼ浦がやけくそ気味に言う。全くどうしたんだ。休むほど車に乗りたくないのか?
「ちょっとまってくれつぼ浦!」
『なんすか!出勤を強要するんですか?パワハラっすよ!』
「じゃあ分かった。今のままでもいいから出勤してくれ!」
『、、、最初からそういえばいいんすよ。はははははは!』
結局署長はつぼ浦に甘いしつぼ浦は絶対ふざけてる。
全くシリアスじゃないのにシリアスな、あべこべな感じに何も分からないくなる。
全くつぼ浦は何を考えているんだろう。
今日はこの街1番でかい犯罪であるパシフィック銀行強盗が行われた。
警察ほぼ総動員でなんとか何人は捕まえたものの警察への被害もでかかった。
「らだおさん今起こすからね〜」
「ありがとうございます」
警察署にダウン者がまとめられていて救助隊の人が順番に起こしてくれる。
治療してもらいながら俺はつぼ浦を探す。
朝から事件が続いていてまだ1回もつぼ浦を見ていない。
少し心配だ。
「はい治療完了!」
「ありがとうございます〜。あの、つぼ浦見てませんか?」
「つぼ浦さん?今日は見てないですね。」
救助隊の人に聞いてみるがやはり見ていないらしい。
どうしたものか。心配だからパトロールがてら少し探してみよう。
そう思い俺はヘリを出した。
1時間ほどヘリで飛び回っていたがつぼ浦が見つかることはなく大型犯罪が来てしまったためそっちに行かざるを得なくなってしまった。
そうこうしているうちに今日ももう終わりに近づいている。すでに日が落ち始めていた。
まだつぼ浦を見ていないのがさすがに心配になってきて無線で声をかけることにした。
「“つぼ浦?いる?”」
『“、、、”』
返事がない。無線には入っているのに。
「“つぼ浦見た人いますー?”」
「“今日は見てないです。”」
「“たしかに今日つぼ浦いないね”」
不安が募る。嫌な予感がする。
「“つぼ浦、行方不明かも”」
俺はそう無線すると再びヘリを出す。手錠されている状態だったら無線連打するだろうからダウンしているのかもしれない。
でもいつもならすぐ意識を失う。なにか特別な事情でもあるのか。
一応救助隊にも無線しておこう。
「“つぼ浦行方不明なんすけど見てませんか?”」
「“見てないです”」
「“なんか今日不審なダウン通知とかありませんでした?”」
「“うーん、、、あ!そういえばずっと北の方でダウン通知が出てました。何回か行ったんですけど患者さん見つけられなくて、、、”」
「“そこ何番地ですか?行きます。”」
救助隊から言われた番地に俺は爆速で向かう。
なんとなくそれがつぼ浦だという自信があった。
言われた番地につくがたしかに人影は見えない。
だが、サーマルを起動して再度探してみると建物の中に不審な影を見つけた。
すぐにヘリをおりて建物の中に入ってみるとそこには血溜まりの中に倒れるつぼ浦の姿があった。
「つぼ浦ッ!」
『あ゙〜、ぁおせん、、、』
「つぼ浦!今救助隊呼ぶから!大丈夫、落ち着いて。」
『はッ笑こっちのセリフっすよ、、、俺はおちついてるぜ』
「ごめん、ごめんつぼ浦もっと早く助けに来れば良かった。ごめんね」
『ん、、、』
安心したように目を閉じるつぼ浦の手を握りながらあともうちょっと頑張れ!と念じる。
ピーポーピーポーという救急車の音にやけに安堵した。
「で、つぼ浦。なにがあったのか全部話して。」
『分かってる。ちょっと待ってくれ。』
本署に帰ってきたつぼ浦を椅子に座らせて色々問いただそうとしたがつぼ浦といえば何故か小さな猫に餌をやっている。
とりあえず待ってやるが何故本署の中に野良猫がいるのかまったく状況がつかめない。
『よし。で、なんすか?』
「全部教えて。最近武器持たない理由も、車乗らない理由も、意識失わなかった理由も。」
『あー、全部コイツっすよ。』
そういってつぼ浦はぶっきらぼうに子猫を指さす。
「、、、猫?」
『そうっす。本署の裏に倒れてんの見て1回餌やったらめっちゃ懐かれちゃったんすよね』
そういいながら餌を食べ終えた子猫はつぼ浦の膝へと飛び乗る。
つぼ浦は子猫を撫で回している。
『この猫、どこまででも付いてくるんすよ。事件現場にも。なぜかいつの間にか車に乗ってきて。だから武器とか持ってると危ないかなって思って武器持つのは辞めたんすよ。』
「そういうこと、、、?」
『あと車も。乗ってはくるもののあんま好きそうじゃなかったから辞めた。』
あまりにも愛が強すぎないだろうか。子猫1匹にそんなに出来るものなのか?
『あとさっき記憶無くさなかったのは、俺がこの猫忘れちまったら誰もお世話する人がいなくなっちまうと思って。』
「ええ〜、、、」
ここ最近ずっとつぼ浦は子猫のことだけ考えていたのか。
普段の乱暴な感じからこんなにも丁寧に育てる姿が見れるなんて。
つぼ浦は子猫と目を合わせて会話をしている。
「ニャー」
『にゃ〜、、、』
グッ
あまりにも可愛すぎないか。めっちゃ溺愛してるじゃん。
「つぼ浦、その猫本署で飼おっか。そしたらつぼ浦も猫を本署に置いて事件対応に行けるし、本署では誰かしら猫のお世話をしてくれる。ね?よくない?」
『いいのか!?』
つぼ浦は目をキラキラさせている。本当に可愛いヤツめ。
『あ、でも、、、コイツが他のやつにめっちゃ懐いたらちょっと寂しいな、、、』
そう言って子猫を悲しそうな目で見つめるつぼ浦。
悩みまで可愛いなんて何事だ。
すると子猫がつぼ浦の唇をペロペロと舐めだした。
『あははっやめろよ!』
つぼ浦は嬉しそうに子猫とじゃれている。
これから毎日この光景が見れるなんてなんのご褒美だろう。
つぼ浦が猫のためにあそこまでするとは驚いたけどこの光景を見たらもうなんでもよく思えてきた。
でも、また1人いや1匹?ライバルが増えたな。
らだおはそんなことを思いながらシャッターを切る手を止められなかった。
猫×つぼ浦が見たくて書きました。
ほのぼの可愛い。