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ぐふふふふ
私は今ある人に恋をしている
社会人とはいえこんなにも恋愛をしたのは
学生以来だ
でも、みんなは彼を避けるらしい
何故かは知らない
私にだけ優しくしてくれて、特別扱いされているような感じがする
上司の般若さん
銀髪で少しチャラ目なんだけどそこが私の好み
般若さんは私のことは社員と見てみることは分かってる
でもなぜかこの恋を逃したくない
そんな気持ちのせいでずっと彼に恋をしている
今だって彼のことを考えている
上司に恋なんて中々ないよ
こんなことを仲良くしてくれる社員にたくさん言われた
時には上司だけはやめた方がいい
そんなことをいくら言われようがこの気持ちがなくなることはきっとないだろう
《〇〇!今日の夜空いてる?》
休憩時間にスマホをみるとこんな通知がきていた
同級生で話をいつも聞いてくれていた友達だ
今の時間はー15:30
このままいけば定時で帰れる
『うん!空いてるよ!』
なに話してくれるんだろうなーと期待もしながらまたキーボードと目を合わせる
「お疲れー」
肩を叩かれみると上司の般若さんがいた
『あ、お疲れ様です!』
「いつも頑張ってるねーはいこれ、差し入れ」
彼の手には私の好きなカフェラテがあった
『え!いいんですか!』
「いいよいいよこんぐらい、仕事頑張ってるけん」
そういえば初めの頃福岡出身って言ってたな
『ありがとうございます!」
「これからも期待してるよ」
あぁ、かっこいいな
いつもとなんも変わりない彼なのに
よし、また仕事頑張ろ
疲れたー
時間は5:30だから2時間も頑張ったのか
般若さんからもらったカフェラテのおかげで普段より頑張れた気がする
『お疲れ様でーす』
とだけ言って鞄を持って外に出る
スマホを見て会う友達と待ち合わせを決める
友達は〇〇の好きな所でいいよと言ってくれた
自分の好きな物が食べれて相談も聞いてくれて
本当に彼女は優しい
なんでも聞くよと言われたからつい般若さんのことを話した
そしたら彼女は、彼女だけはそれ両思いじゃない?と言ってくれた
えぇ!?と驚いてしまったが
両思いが叶えばなーと思ってしまう
また明日も出勤
早く寝ないと朝起きれない
家に急いで帰って用事を済ませ睡眠をとる
この時もなぜか毎日般若さんのことを考えながら寝てしまう
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気に入ってる社員がいる
〇〇という最近入ったばかりの女性
たまに耳にするが〇〇は俺の事を好きという意思で見ているらしい
ふーん、とだけ返信しているが実際は気になる
自分はよく避けられているが〇〇だけは俺に関わってくれた
上司だからというのもあれば好きだからという意味もあるのかは分からない
この子、結構いいな
そう思うのはあまり間もなかった
俺は上司だから皆のことを思って仕事をしなければならない
その中で他の奴らよりずっと考えながら仕事をしているのは〇〇
いつかは〇〇を俺だけのものにしたい
独占欲と言ったものだろう
こんなことを考えていたら毎日仕事が進まない
1回だけ〇〇のことを考えすぎて仕事を進めなくて社長に怒られたこともあったな
でもこれは〇〇のことを考えて、思ってしたことだから
そういつかは〇〇に伝える日があるのだろうな
『般若さんお疲れ様です!』
仕事に集中していると
好きな声が聞こえた
「おぉ、〇〇、お疲れ」
『これ!この前くれたのでお返しです!』
みるとそこには俺の好きなコーヒーがあった
「あれ、俺コーヒー好きなんて言ったっけ?」
『以前飲み物を買う時にコーヒーをかう般若さんがいたので好きなのかなーと!』
見られてたんだ
それほど俺のことが好きなのか
考えるとキリがないほど〇〇のことが好きになっていく
「ありがとな!〇〇も頑張れよ!」
『はい!』
なんでこんなにも気遣いが出来るんだ
もういっそ自分のものにするために告白するか、それとも無理やりに、
どちらにしようかなーと悩んでいると仕事のことを忘れそうになった
また頑張るぞ、この頑張りは〇〇のことを独り占めするため
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今日は休日
ドラマでもゆっくり見ようかなーなんてことを考えていると
スマホがなった
なんだろうと思いスマホを見ると
般若さんからだった
「今から会社来れる?休日なのにごめんな」
なんでだろう
誰かがミスをした?
いや、私かもしれない
急がなきゃと思いすぐに用意をする
『ごめんなさい!遅れました!』
「あぁ、全然大丈夫だよ」
『どうしましたか?』
「この物件一緒に行こ?」
チラシのようなものをみせられ
みると物件についてのことがかかれていた
『分かりましたー!』
「車乗っといて」
きっと般若さんの車だろう
案内されたとこに車がある
流石に助席に乗るのは無礼かなと思い後ろの席に座ろうとする
「どこ乗ろうとしてんの?助席でいいと」
『あ、え、ありがとうございます、?』
「なんで嬉しがってんの」
般若さんが笑っているのを見たのは初めてかもしれない
物件についたのかな
「家、おいで」
まるで自分の家かのように扱っている
『私で良かったんですか?こんな貴重な物件を』
「うん、だってここは俺の家だから」
『え、?』
驚いたのか分からないけどふと彼の顔をみる
にやつきながら自分の家を見ている般若さんの横顔がみえた
『な、んで般若さんの、?』
「もう上司って呼ばなくなっちゃったね
これも俺のことが好きだから?」
『あっ、すいません、』
「いいよ、いつかは般若って呼ぶ時も来るかもね」
『何言って、』
「〇〇にはもう俺の家にずっと居てもらうから」
『え…?』
「まぁ、そりゃ困惑するか
でもいい事じゃない?好きな人の家にずっと入れるなんて」
何を言ってるんだ、この人は
「ちょっと寝てて貰うね、〇〇、愛してるよ」
この言葉が聞こえた頃にはなぜか意識が遠くなっていた
Rは2話にて書かせて頂きます!お楽しみを!