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すれ違いが書きたくなりました…すれ違いが好きでしてね。すれ違いになっているかは知りませんけど、
まぁ、チャットノベルでもいいんですがとても慣れないということで、今回はノベルで中太を書かせて頂きます!
文や言葉の意味合いなどが違っていたら、申し訳ありません。
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視点:太宰
それは日常の延長線上に過ぎなかった。
…ただ、いつもと違ったのは、その内容が、悪夢が、すぐに終わらなかった事である。
好きだから付き合った筈なのに、幾度か夜を共に過ごした筈なのに、喧嘩しながらも柄にもなく細々と続いていたその均衡が崩れたのは、自分のせいなのか、相手のせいなのか。
…否、これはお互いがお互いの気持ちを自身がよく理解していると、過信しすぎていたからなのではなかろうか。
そう思えて仕方がない。
私の恋人である。いや、恋人であった。中原中也は、本当は私の事など好きではなかったのだろうか。
何故、そう思えてしまったのか、それを全て説明するには、あまりにも時間が足りない、だから、かいつまんで説明しよう。
ある日から、中也は女物の香水を漂わせてくる事が多くなった。
それだけなら別に問題はない、何故ならポートマフィアには女性も所属している。
それに、幹部である中原中也は同じく幹部である姐さんー尾崎紅葉ーと仲も良い為、姐さんの高価な香水の匂いが薫ってくることもそれなりにあったのだ。
だが、今回は安っぽい香水の匂いが中也から、匂ってくるのだ。
中也の女性の部下の物であったとしても、幹部である、中也が警戒心を怠って匂いが移るような距離まで近づくことを許すとは考え難い。
それに、さっき話した内容だけじゃない、中也の動きが明らかに私を避けるような行動をしているのだ。
私が自室に行って睡眠をとる時間帯の数時間後に必ず帰ってきて、シャワーを浴び、自室で寝る。
例え、私が起きて中也を夜誘ったり枕を連ねて二人で寝ようとしても、明日予定があると嘘をついて自室で寝たり、邪魔だと言われて追い出される。
とすれば、必然的に浮気を疑ってしまうのはしょうが事ではないだろうか。
だから、中也に確認として、二人が休みの時に、日常の会話に混ぜて喧嘩にならないように聞こうと試みた、筈だった…
「ねぇ、中也?」
「んだよ」
「最近、中也から嗅ぎ慣れない匂いがするのだけれど、何かあったかい?」
「…別に」
目線をテレビから動かさず、そう答えられた。
「…じゃあ、ここ最近、帰りが遅いけど、やっぱり最少幹部様はお忙しいのかい?」
そう茶化すように言うと、目線をテレビからこちらに向け、睨みつけられる。
「…んだよ、手前もしかして俺を疑ってんのか?」
「別に」
流石に露骨過ぎたかと思いながら、短くそう返す。
「じゃあ何故、女物の香水の匂いなんかするの?」
「それは…」
「…言い淀むようなことなの?」
「悪い…」
その後も、中也の最近気になる行動を問い詰めた。
「お前もなんなんだよ!」
すると、中也も私の態度にイラついてきたのか、言い返された。それから、これはお話ではなく、大喧嘩になってしまった。
「~~っ!!…いい」
「!」
「もう良い!!お前なんか嫌いだ!!!」
「っ!!」
思わず目を見開く。
「さっさと出て行け、クソ鯖!!」
そう言って突き飛ばされ、突然の事に尻餅をついてしまう。
…中也と、付き合ってからは口で喧嘩することはあれど、互いに相手を傷つけるような事は一度も無かった。
「っあぁ、言われなくても出ていかせてもらうよ。」
思ったよりも低い声がこの部屋に響いた。それから中也はこちらを見ず、自室に籠ってしまった。
「…」
無言で立ち上がり、必需品だけを持って家から出る。
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1話目終了です!
次は中也視点を書いた後に、ストーリーは終わらせようかなぁと思います。