いまから始まるメッセージは、ある一人の子に向けた、メッセージです 。
作品 (さのじん) が気になる方は、このメッセージを飛ばしてくれて構いません
[ かけがえのない、私の大事な友達へ ]
近々いなくなってしまうかもしれない、大好きだった友達を思いながら書いた作品です 。
その友達ね、ほんとに元気で、いつも真っ直ぐに気持ちを伝えてくれる子なんだよ ~ 笑
その子とずっと喋ってると、いつも元気になれて ..
自然と、笑いが溢れるんだよね、笑
今は、一旦さよなら 。
でも、いつか絶対会える
絶対に、みつける
帰ってきたときは、私が迎えに行けたらな ~ ..
なんてこと、思ってるよ 。
テラーに戻ってきたのも、その子とまた喋るため
面白い話して笑い合って、時には相談し合って真面目な話もして ..
その子がいたから、毎日が楽しかった
自分のことだって気づいてくれなかったら不安だから、名前だすよ 。
ずっと、あなたのこと待ってるよ
必ず迎えに行くからね、” はーちゃん “ 。
ここから作品始まります
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君と過ごした時間は .. 俺の人生にとって、かけがえのない、とても大切なものになった 。
今日は、高校卒業の日
君は俺と違う、遥か遠い大学へ行ってしまうんだよね
当たり前だと思っていた、君との幸せな日常 。
その日常は、当たり前なんかじゃなくて ..
いつも何となく過ごして、ただ過ぎるのを待っていた俺の人生に
神様がくれた、世界にたった一つだけの、贈り物だった 。
当たり前なんかない 。
この世界は、常に出会いと別れの繰り返しで、
別れの先には、必ず出会いがある 。
不幸の先には、必ず幸せがある 。
ずっと良いことばっかじゃないのと同じように、ずっと悪いことばっかじゃない
また、いつか、どこかで会える 。
それを、俺は信じている __
誰もいない、静かな教室 。
外からは、楽しそうに話しながら笑い合っている声が、絶えず聞こえてくる
別に、あの輪の中に入りたいとは思わない
みんなが話している内容も、みんなにもあまり興味が湧かないからだ
( 俺が興味あるのは、じんとだけだし .. )
.. 実を言うとまだ、式が終わってから1度も、じんとには会えていない 。
どこにいるかなんて知らないし、今頃何をしているかなんて、俺にわかるわけがない 。
″ 今頃、体育館裏で告白でもされてんのかな .. ″
なんてことも、思ってしまう 。
( .. いや、じんとに限って、そんなことはねぇか .. )
( あいつ、モテないし .. )
第一、あいつがモテてしまったら、俺はどうすればいいんだよ ..
「 .. 好きだ、じんと __ 」
この言葉は、一生 .. じんとに届くことはないのだろうか 。
俺のこの思いが、じんとに届くことはないのだろうか 。
.. それでいいんだ 、
あいつが、幸せになれるなら俺は ..
この思いを、この言葉を .. 一生、胸の中に閉まっておこう 。
それで、あいつの人生に邪魔が起きないのなら ..
それで、いいじゃないか __
もうすぐ、完全下校の時間 。
家に帰るため、横に掛けてあったカバンを背負い、誰もいない、静寂に包まれた教室をあとにした 。
学校の外にでれば、さっきまでそこで談笑していた生徒たちも、みんないなくなっていた 。
「 俺が最後かぁ .. 」
なんて寂しさに浸りながらも、これまでの楽しい学校生活を思い出す 。
初めてじんとと出会った、あの日のこと ..
盛大に遅刻して、2人で怒られたあの日のこと ..
俺のわがままを受け入れてくれて、2人で学校をサボって、色んなところへ行ったあの日のこと ..
悪い出来事も、良い出来事も .. どれもじんとが一緒だったから、今になってその出来事全部が、思い出として俺の心に残っている 。
思い出されるのは、じんと共に過ごした、楽しい日々ばかりで ..
” 俺は今でも、じんとのことが大好きなんだな .. “ なんてことを、改めて思い知らされた 。
「 .. 帰るか、」
校門に向けて、1歩足を踏み出そうとした瞬間 ..
門近くにある桜の木の下に、誰かがいることに気づいた 。
相手も、俺がいることに気がついたのか ..
こちらに向けて、大きく手を振ってくる 。
その人の顔は、とても見覚えがあるもので ..
「 じ、んと .. ? 」
その人がじんとだと気づいた瞬間、とても泣きそうになった 。
会いたくて堪らなかった、大好きな人が今、出会った頃と変わらない眩しい笑顔で、俺に向かって手を振っている
そのかけがえのない出来事に、胸がぎゅっと締め付けられ、彼に対する好きが、どうしようもなく溢れだしてくる 。
( .. そうだったんだ、)
彼に対する、この好きという気持ちの行き場は ..
俺自身じゃなくて、じんとだったんだ __
「 ッ .. じんと、! 」
気づいたら俺は、じんとに向かって走りだ していて、そのままじんとを抱きしめていた 。
「 っ .. はや、と .. ? 」
困ったような、驚いたような ..
間抜けな顔でみつめてくるじんとに、今まで胸の奥底に閉まっていた感情が、どことなく溢れだしてくる 。
そして、思わず ..
「 じんと .. 好きだ 、」
伝えるはずのなかった、彼に対する最大の気持ち 。
最初、驚いたような表情をしていたじんとは、
数分後、言葉の意味を理解したのか、顔を真っ赤に染め上げていた 。
でも、その表情からはどことなく、嬉しそうな気持ちが読み取れた __
[ END ]
コメント
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いいね、押しきれんわ笑 さきちゃーん、🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲🥲