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sxfn様 〜 赫茈彡短編集です ❕
赫茈彡のオメガバースです ❕❕
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赫彡 ➡️ α 、 高校三年
茈彡 ➡️ Ω 、 高校二年
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茈 side
茈 ) なつ先輩 …
なつ先輩 。 遠くから見てるだけだけど運命だってわかってる 。最初見た時からフェロモンが他の人と違うってわかってたもん 。でも婚約者いるんだもんね 、 大丈夫 。 関わらないから 、 遠くから見るくらいはさせて 。
茈 ) ごめんなさい ( 小声
なつ先輩とは住む世界が違うのはわかってる 。
でももし … なんてのは考えるのやめとこう 。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
茈 ) ん”ん ッ
最近体調悪いんだよな …
ヒートもう少しだもんな 、、
茈 ) ん ッ はぁ ッ ふ ッ
これほんとにヤバいやつか ?
一応抑制剤飲んどくか 。
ゴクゴク
茈 ) この抑制剤苦いんだよね …
ゞ ) ふ ッ ぅ
まじやばい
ぶわぁぁっ
何 ? これ ?
なつ先輩 ? なつ先輩のフェロモン …
茈 ) 逃げなきゃ ッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赫 side
赫 ) 何だこの匂い … ?
今まで嗅いだことのない匂いが、ふっと鼻にかかる。
甘いのに、頭の奥がじんわり熱くなるような感覚。
赫 ) …なんだよ、これ
落ち着くはずなのに、ざわつく。
こんなの、知らない。
視線を向けた先で、ふらつく影が見えた。
赫 ) ……あいつか、?
思わず足が止まる。
小さく息を荒げて、必死に何かを耐えてるみたいな顔。
頬が赤くて、目も潤んでて——
赫 ) ……はッ?
可愛すぎだろ
こんなの、反則だろ
一瞬で視線が離せなくなる。
でも
赫 ) ……いや、待て
頭の中に別の顔が浮かぶ。
婚約者。
ここで手を出したら、普通にアウトだろ
なのに
もう一度そいつを見る
苦しそうにしてるくせに、
無防備すぎるその顔
赫 ) ……なんでそんな顔してんだよ
イラつく
——その顔、他のやつにも見せてんのかよ
胸の奥がざわつく。
さっきとは違う熱。
離れろって分かってるのに
足が勝手に近づく
赫 ) ……くそ
これ以上近づいたらまずい
分かってんのに
やめられねぇ
赫 ) ……おい
気づいたら、もう目の前まで来てた。
荒い息。
潤んだ目。
ほんの少し触れただけで壊れそうな距離。
赫 ) 大丈夫か ?
茈 ) ぅ ッ … あ … ごめんなさい ッ
そのまま逃げようとする細い腕。
——反射的に、掴んでしまった。
赫 ) ちょ、待て
……何してんだ俺
掴んだ手、離せばいいだけだろ
なのに
指に力が入る
茈 ) っ … やめて ッ 婚約者いるのに … ッ
赫 ) ……
婚約者
分かってる
そんなの、最初から
普通なら
ここで手、離して終わりだろ
——なのに
赫 ) ……離せねぇ
小さく呟いた声が、自分でも驚くくらい低い
茈 ) え …?
赫 ) その顔 ( 腕引
ゞ ) ……他のやつに見せてんのかよ
茈 ) っ ちが … ッ
否定する声すら、甘くて
頭が、焼けるみたいに熱い
赫 ) ……無理だ
もう一回、はっきり分かる
これはおかしい
今までこんなこと、一度もなかった
誰相手でも、こんな風に歯止め効かなくなることなんて
なのに
赫 ) ……お前だけは無理
茈 ) ぁ … ッ
ふらついた体を支えた瞬間
一気に匂いが強くなる
赫 ) ……っ、やば
理性が削れてく
止めなきゃいけないのに
止める気が、もうどこにも残ってない
赫 ) ……逃がす気ねぇから
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茈side
茈 ) っ … はぁ ッ … はぁ ッ …
気づいたら、ベッドの上だった
保健室の匂い
シーツの感触
それよりも——
近い
なつ先輩が、近すぎる
茈 ) なつ … せんぱ …
触れられたところが、熱い
さっきからずっと、おかしい
頭、ぼーっとして
ちゃんと考えられない
でも
分かってることがひとつだけある
茈 ) … ダメ ッ
声が、思ったより弱い
茈 ) せんぱい、婚約者 … いるのに …
ちゃんと言わなきゃいけないのに
目が合うだけで、何も言えなくなる
赫 ) …あぁ、知ってる
茈 ) っ …
知ってるのに、なんで
なんでそんな顔で見るの
優しいのに、逃がしてくれない目
茈 ) …やめて ッ
逃げようとしても、腕を掴まれる
力、強いのに
痛くない
むしろ
離れたくないって思ってる自分がいる
茈 ) っ … なんで …
ダメなのに
こんなの
絶対ダメなのに
赫 ) ……そんな顔すんな
茈 ) え …
赫 ) 我慢できなくなるだろ
茈 ) っ … ぁ
胸がぎゅっとなる
怖いのに
嬉しいって思ってしまう
茈 ) やだ … ッ
触れられる
ゆっくり、確かめるみたいに
茈 ) ぁ … ッ
さっきまで怖かったのに
なんで
こんなに安心するの
茈 ) … へん …
こんなの、絶対おかしい
なのに
もっと欲しいって思ってる
赫 ) ……もう無理
茈 ) っ …
その一言で
全部、分かってしまう
止まらない
止められない
茈 ) ……せんぱ …
名前を呼ぶだけで、精一杯
逃げなきゃいけないのに
体が動かない
それどころか
——離れたくない
茈 ) ……だめなのに
そう思ってるのに
目の前の人から、目が逸らせない
赫 ) ……こっち見ろ
茈 ) っ …
顎に指をかけられて、無理やり視線を合わせられる
逃げたいのに
逸らしたくない
そんな自分が、一番こわい
赫 ) ……ほんと、無理
ぼそっと落ちた声が、やけに近い
次の瞬間
唇が、触れる
茈 ) ん ッ …
一瞬だけ
ほんとに、軽く触れただけなのに
頭が真っ白になる
茈 ) っ … なんで …
拒まなきゃいけないのに
力が入らない
離れていくはずの距離が
また近づく
赫 ) ……嫌なら、ちゃんと拒めよ
茈 ) っ …
ひどい
そんなの、できるわけない
こんな状況で
こんな顔されて
拒めるわけない
茈 ) ……むり …
その瞬間気が抜けた。
本音が出てしまった。逃げなきゃなのに、、ほんとは。
赫 ) ……言ったな
今度は、さっきより深く触れられる
逃げ場なんて、もうどこにもない
茈 ) ん ッ … ぁ …
息が、うまくできない
触れられるたびに
体の奥がじんわり熱くなる
茈 ) … へん …
こんなの、知らない
こんな感覚
知らないのに
もっと欲しいって思ってしまう
赫 ) ……顔、やばいぞ
茈 ) っ …
そんなこと言われたら
余計に、意識する
茈 ) やだ … 見ないで …
赫 ) 無理
即答
その一言だけで
逃げ道が完全になくなってしまう
赫 ) ……他のやつに見せんなよ
茈 ) っ … なんで …
そんなこと言うの
嬉しいって思ってしまった自分が
ほんとに嫌だ
でも
止められない
赫 ) ……全部、俺のにしろ
茈 ) ……ぁ
もう
だめだ
ちゃんと分かる
ここで止まらなきゃいけないのに
止まりたくない
茈 ) ……せんぱ …
自分から、少しだけ近づいてしまった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赫 side
赫 ) ……っ
止めるつもりだったのに
腕を引いたはずなのに
気づけば、逆に引き寄せてた
茈 ) ぁ … ッ
近づいた距離が、そのまま消えない
むしろ、もう離す気なんて最初からなかったみたいに
赫 ) ……もう無理だって言っただろ
自分に言い聞かせるみたいに呟く
分かってる
全部ダメだって
婚約者がいることも
こんなことしていいわけないことも
——全部
それでも
赫 ) ……離せない。
指先に力が入る
茈 ) っ … せんぱ …
不安そうな声
でも、完全に拒んでるわけじゃない
それが余計に、理性を削る
赫 ) ……そんな顔で見んなよ
茈 ) ぁ ぅ …
赫 ) ……我慢、、できなくなる
もう遅いのに
触れる距離が、どんどん近くなる
逃げ場なんて、最初からなかったみたいに
茈 ) ……だめ、なのに
その言葉すら、引き止める理由にはならない
むしろ
赫 ) ……分かってる
低く返す。
赫 ) ……でも、やめれない。
……どれくらい時間が経ったのか分からない
荒い呼吸だけが、やけに響く
赫 ) ……っ
ふと、現実が戻ってくる
さっきまでの熱が嘘みたいに引いていく
その代わりに
頭に浮かぶのは
——婚約者
赫 ) ……は
思わず、自嘲みたいに笑う
何してんだよ、俺
茈 ) ……せんぱ …
小さく呼ばれて、視線を向ける
さっきまでとは違う顔
不安と、期待と、少しの怯え
それ見た瞬間
胸が、ぐちゃってなる
赫 ) ……悪い
茈 ) ……え
赫 ) ……ほんと、ごめん
茈 side
茈 ) ……っ
体が、まだ熱い。さっきまで触れられてた場所が、全部残ってるみたいにじんわりしてる。
息、ちゃんとできてるはずなのに、なんかうまく吸えない。
茈 ) ……せんぱ
名前呼んだら、戻ってきてくれる気がして。
でも——
赫 ) ……悪い
その一言で、全部分かる。
やっぱり、そうだよね。
茈 ) ……あ
声、変に出た。
おかしいな、さっきまであんなに近かったのに、急に遠い。
茈 ) ……だいじょぶ、、です、。
気づいたら、そう言ってた。
大丈夫なわけないのに。
でも、これ以上何か言ったら壊れそうで。
茈 ) ……忘れてください
自分でも何言ってるか分かんない。
忘れてほしくないくせに。
でも、忘れてもらわないとたぶん自分が耐えられない。
沈黙が痛い。
さっきまでの空気が嘘みたいで、余計に苦しい。
茈 ) ……やっぱり
小さく呟く。
茈 ) ……住む世界、違いますよね
言いたくなかったのに、一番思ってたこと。
本当は分かってた。
最初から。
運命だって分かってても、相手にはちゃんとした人がいて、自分はただの——
茈 ) ……ごめんなさい ( 泣
何に対してか分かんないまま、また謝ってる。
でも、それでも——
茈 ) ……でも
声が止まらない。
茈 ) ……優しく、しないでください ( ポロポロ
こんなの、忘れられなくなるから。
なのに、頭の奥で思ってる。
もう一回、触れてほしい。
最低。ほんとに、最低。
茈 ) ……っ
ぎゅっとシーツ握る。
体が覚えてる。あの熱も、あの匂いも、全部。
茈 ) ……むり
小さく零れる。
忘れるなんて、できるわけない。
だって——
茈 ) ……あんなの、初めてで、、
赫 ) いるま…ごめん、、
茈 ) もう、関わらないから。
あんなに安心したの、初めてだったのに。
1日後
茈 ) ……っ
廊下の角を曲がった瞬間、心臓が跳ねた。
見慣れた背中。
見たくないのに、すぐ分かる。
なつ先輩。
一瞬で、あの日のこと全部思い出す。
触れられたとこも、匂いも、声も。
茈 ) ……やば
反射的に、引き返そうとする。
目、合わせたらだめ。
絶対、だめなのに——
赫 ) ……おい
低い声。
背中、ぞくってした。
茈 ) っ……
聞こえないふり、しようとしたのに。
足、止まった。
なんで。
赫 ) ……逃げんなよ
近い。
いつの間にか、すぐ後ろにいる。
茈 ) ……やめてください
振り返れないまま、言う。
声、ちゃんと出てるか分かんない。
茈 ) ……もう、関わらないって
言ったのに…
赫 ) ……あぁ
あっさりした返事。
でも
次の瞬間、腕掴まれた。
茈 ) っ……!
強い。
逃げようとしても、びくともしない。
赫 ) ……それで?
茈 ) ……え
赫 ) ……忘れられたのかよ
耳元で、低く落ちる声。
近すぎて、無理。
茈 ) ……っ
答えられない。
忘れられるわけない。
でも、それ言ったら終わる気がして。
茈 ) ……はなして
やっと絞り出した声。
茈 ) ……優しくしないでって、言ったじゃないですか
赫 ) ……優しく?
小さく、笑う気配。
ぞくってする。
赫 ) ……これが?
ぐっと、腕引かれる。
距離が零になる。
茈 ) っ……
だめ、近い。
匂いを嗅いでしまう。
あの日と同じ。
頭がぼーっとしてくる。
茈 ) ……来ないで
振り絞って出した声なのに。
足、動かない。
赫 ) ……来たのはお前だろ
茈 ) ……っ
違う、って言いたいのに
言えない。
だって
ほんとは
会いたかった。
赫 ) ……そんな顔すんな
指が顎にかかる。
無理やり顔を上げさせられる。
茈 ) っ……
目、合った瞬間
全部、終わる。
赫 ) ……忘れろって言ったよな
茈 ) ……はい
赫 ) ……なのに
少しだけ、顔近づく。
赫 ) ……なんでそんな顔してんだよ
茈 ) ……っ
分かんない。
自分でも。
でも
胸がきゅっとなって苦しい。
赫 ) ……余計、離せなくなるだろ
茈 ) ……やだ
反射で出た声。
でも
ほんとに嫌なのは離される方で
茈 ) ……っ
最悪。
赫 ) ……ほら
手首をなぞられ、
びくっと身体が跳ねる。
赫 ) ……逃げねぇじゃん
確信したみたいな声。
悔しいのに
否定、できない。
茈 ) ……やめてください
赫 ) ……無理
即答。
逃げ道なんてない。
赫 ) ……忘れさせてやるよ
茈 ) ……っ
その言葉の意味ほんとは分かってるのに
拒めない。
むしろ
少しだけ、期待してる自分がいる。
赫 ) ……忘れさせてやるよ
茈 ) ……っ
その言葉に返事するより先に、ポケットの中で音が鳴る。
赫 ) ……
一瞬、空気が止まる。こんな状況なのに、やけに現実的な音。
赫 ) ……ちっ
小さく舌打ちして、スマホを取り出す。画面がちらっと見えた。
——婚約者
茈 ) ……っ
心臓がぎゅっとなる。やっぱり、そうだよね。現実。さっきまでの全部が一気に遠くなる。
赫 ) ……今じゃねぇだろ
低く吐き捨てるみたいに呟く。でも、切らない。数秒だけ画面を見つめてる。
茈 ) ……出てください
気づいたら、口から出てた。
赫 ) ……は?
茈 ) ……大事な人、なんですよね。ちゃんと、出てください
声が震えてるの分かる。でも止められない。出てほしくないくせに、出なかったらもっと期待してしまうから。
赫 ) ……
少しの沈黙。その間に、また通知が鳴る。画面が何度も光る。
茈 ) ……っ
見たくないのに目が離せない。ちゃんとした人。選ばれてる人。自分とは違う。
赫 ) うるせぇな
イラついた声。でもそのまま通話ボタンを押した。
胸が痛い。逃げたいのに動けない。
赫 ) ……何
ぶっきらぼうな声。
赫 ) ……は?
赫 ) ……今?
少しだけ表情が変わる。面倒くさそうに眉を寄せて、でもちゃんと会話してる。その事実が一番きつい。
指先が震える。さっきまで触れられてた手が冷たくなる。やっぱり自分はそっち側じゃない。
赫 ) ……分かった
短く返して通話を切る。静かになる。さっきよりずっと重い沈黙。
茈 ) ……帰ります
やっと言えた。これ以上ここにいたら、ほんとに壊れる。
赫 )待てって。 ( 腕掴
すぐ腕を掴まれる。
茈 ) ……離してください
今度はちゃんと拒む。
茈 ) ……婚約者、いるんですよね
赫 ) ……あぁ
即答。その一言で全部終わる。
赫 ) ……だから何だよ。政略結婚なんだから仕方ねぇだろ。
茈 ) ……え
赫 ) ……関係ねぇだろ
低い声。さっきよりずっと危ない。
茈 ) ……関係、あります
絞り出す。当たり前のことなのに震える。
赫 ) ……ねぇよ
被せるみたいに言う。
赫 ) ……少なくとも、今は
ぐっと引き寄せられ、距離がまた近くなる。
茈 ) っ……
赫 ) ……さっきの、忘れたのかよ
茈 ) ……忘れたいです
赫 ) ……無理だろ
即答。逃げ道が全部塞がれる。
赫 ) ……俺が忘れさせねぇ
茈 ) ……っ
さっきは忘れろって言ったのに。なんでそんなこと言うの。
赫 ) ……あいつのとこ行く前に
ぼそっと落ちる声。
赫 ) ……もう一回くらい、いいだろ
茈 ) ……っ
最低なのに、胸が強く鳴る。止まらない。
あの後、何度も何度も求められて、その度に答えてしまった。
好きな人から求められることがどれだけ嬉しいか。
それがこの一夜にしてわかった。
ただそれに伴って来る罪悪感が胸を押しつぶす。
茈 ) 先輩 、、 。
あの日から何日か経った。
あんなことをしてしまったんだから合わす顔がない。
それと婚約者さんへの罪悪感が日に日に強くなってしまい、
高校に行くのが怖くなってしまう。
茈 ) 流石に行った方がいいか 、、 。
何日も休んでしまったので卒業のために行く。
茈 ) 先輩に会いませんように 、、
赫 side
赫 ) どこいんだよマジで 、! ( 怒
4日も居ないって何した?
婚約者には事情説明して仮婚約破棄になってるけど
これ以上あいつと会わない日が続いたら流石に怒られる 、。
毎日毎日探し回ってんのにどこにもいねぇし 。
あの日が初対面だったからあいつのクラスもぼんやりとしか覚えてねぇ 、、
組章も見てねぇし 。
赫 ) いるま 、、、、
先生に聞いてもプライバシー保護とかなんとか、、
確か二年だよな?
明日また行くか 、
初投稿の短期連載です !
投稿は気分なので末長く待っててください 、、、