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最悪。


雨で道路が濡れていて、


尻もちをついたお尻がびちょびちょになってしまった。


私の不注意だから…仕方の無いことだけど。


仕方の無いことだよね…


仕事辞めてさ…




こんな日にさ、


雨で


びしょびしょで


更に尻もちまでついて…


なんてみすぼらしいの?私。





「お姉さん、大丈夫?」



…ずっといじめにも悪口にも耐えてさ…


「おい」


…セクハラだって…誰にも言えず本当に怖かった




ポロ…


雨かな、

涙かわかんない。


目のところから水が流れてくる。



だめ、雨で濡れた髪や服もぐちゃぐちゃなのに顔までぐちゃぐちゃなんて…


そんなの惨めすぎる



そう思い前を向くと____




「…おい、大丈夫かァ?」



先程ぶつかってしまった、

フードを被って、

黒いマスクをした男性が



私に手を伸ばす____




ああ、こんな私に手を差し伸べてくれる人がいるんだね


嬉しくて、


嬉しくて____


そう思い、その男性の手を取り


起き上がる____



『すみません…ほんと…

ありがとうございます』


私がそう言うと


「ん、俺も悪かった。

泣くほどのこったぁ相当……」




その時____




その男性と目が合う。




魅入ってしまった。




目の下から伸びる火傷の跡____



傷まみれのあなたに____





傷まみれのあなたは

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