🔞です。苦手な方はお控えください。
『』叶
「」葛葉
葛葉side
街を歩きながらふと色々な店がオレンジや紫、黒といった色合いに飾り付けられていることに気づく。店先の看板には「HappyHalloween」と書かれている。
・・もうすぐハロウィンか。
そう思ったものの、別にハロウィンだからなにかする訳でもない。昔仮装しろと言われてめんどくさかったから魔界の正装に変身したら妙に好評だった。
・・叶も好きなんだろうか。
ふと叶の顔が頭に浮かぶ。去年のハロウィンは特になにもしなかった、しいて言うならハロウィン限定ドーナツを買って帰ったっけ。あれ、美味かったなぁ。
そんなことを考えながら叶の待つ自宅に帰る。
ガチャガチャ
「たでぃーまー」
『おかえり〜』
キッチンの方から聞こえる声。今日はクリームシチューって言ってたな。
美味そうな匂いにつられてキッチンに入る。冷蔵庫を開けて水をとり、リビングのソファに座る。キッチンを見ると、叶はおたまを持ちながら真剣な顔で鍋を見つめている。
「ふはっ」
『な、なに?』
「お前めっちゃ真剣じゃん」
『実はシチュー初めて作るんだよね』
「そうなの?」
『うん、だから失敗したらやだなって』
「・・叶のめしいつも美味いから大丈夫じゃね?」
そんな会話をしているとシチューができたようで、こんがり焼けたトーストが添えられたシチューが食卓に並ぶ。俺はスプーンと水の準備をして行儀よく座って叶を待つ。
エプロンを外しながらいそいそと椅子に座る叶。2人そろっていただきますをして食べはじめる。
「・・うーんまっ!!!!」
『うそ、よかった〜』
「うますぎ、お前天才」
『ふふ、あ、ほんとだ美味しい』
食べながら俺はふと帰り道の看板を思い出す。
「もーすぐハロウィンらしいよ」
『あーたしかに、去年ドーナツ食べたね』
「人間てなんで仮装したがんの?」
『んー、サーシャみたいに変身できないからじゃない?たぶん、変身に憧れがあるんだと思うよ』
「あーなるほどねぇ、、お前も変身したいの?」
『え?そりゃできるならやりたいよ、ファンタジー映画みたいにさ。・・まぁでも、僕たちも衣装とか仕立ててもらって髪型も変えたりするから変身に近いかもね』
ニコニコしながらそう答える叶。
ふーん、なるほどねぇ。街中で仮装してる人間を見て、何が楽しいんだって思ってたけどそーゆーことか、、、それなら、、、
「・・今年のハロウィン、お前も仮装したら?」
『え、なんで急に』
「お前俺の変身何回も見てんじゃん、ずるいお前だけ」
『なんでそうなるんだよ』
「いーじゃん、俺、いつもと違う叶見たい」
『・・わかったよ、葛葉はしないの?』
「俺はしなーい、いつも変身してるから」
『なんでだよ、、それお前楽しい?』
「楽しい」
『まぁいいけど、、何がいいとかあるの?』
「んーーーないっ!」
『ないんかい、、』
(ハロウィン前日)
叶side
2週間前にした会話を思い出しながら僕は店を歩き回る。
ほんとに仮装いるのかな、、でもしないと葛葉拗ねそうだし。
仮装はさせたいのに、仮装の指定はないとか逆に困るなぁ、、、どうしよ、、、
とりあえず売られている商品を隅から隅まで見ていく。
・・最近の仮装はすごいな、これとかわりと生地しっかりしてるし全然安っぽくない。あ、それなりに値段もするんだ、なるほどなぁ。
妙に感心しながら見ていると、1つの商品に目が止まる。
・・これいいじゃん。あ、それならこれも一緒に買って、、
僕は購入した商品の入った袋を持ち帰りながら、マスクの下でにやにやしているのが自分でもわかってしまう。
・・ふふ、楽しみだなぁ。
(ハロウィン当日)
葛葉side
おーし。今日はハロウィン当日。叶に仮装するように言ったし楽しみだなぁ、あいつ何の仮装してくんだろ。あいつのことだし頭だけなんかするとかじゃなくて、やるならしっかり全身やってくると思うんだよなぁ。
俺は叶に頼まれたハロウィン限定ドーナツを買って帰りながらそんなことを考える。
ガチャガチャ
「叶〜着替えたかー?」
俺は帰るなりそう声をかける。
『色々準備あるから、ごはんのあとね』
叶にそう返される。俺はちぇっと思いながらまぁそれでいいかと食卓につく。
飯を食い、俺の買ってきたドーナツも食べて飲み物を飲みながらひと息つく。
「うまー。やっぱこれ美味いよな、ずっと売ってたらいいのに」
『たしかに、絶対いつものやつより美味しいよね』
「それはそうと叶さん、忘れてませんよね?」
『・・わかってるって、お茶飲んだら着替えてくるから』
そう言い叶は立ち上がる。
叶side
自室のドアを閉める。
ふふ、葛葉なんにもわかってないんだから。これからどうなるかも知らないで、可愛いなぁ。
僕は部屋の奥に隠した例の仮装を身にまとい、ついでに買ったものを手に持ち、リビングに向かう。
『お待たせ、葛葉』
そう声をかけるとソファに座っている葛葉が勢いよく振り向く。
「お前似合ってんじゃん!!!いいねぇ、警察ねぇ、叶っぽいわー」
まだ葛葉はにこにこしながら僕の方を見ている。
『似合う?』
僕がそう言いながら葛葉に近づくと葛葉は
「似合ってんじゃん、てか結構いいやつ買ってね?お前」
なんて言いながら僕の服を触る。
その瞬間、僕は後ろ手に持っていた手錠を葛葉の手にかける。
ガシャン
「・・は?」
『葛葉容疑者、逮捕する』
僕はそう言い立ち上がる。手錠の片方は僕の手についているから、手錠に片手が繋がれた葛葉も自然と引っ張られて立ち上がる。
「おま、お前、なんなんだよ!!ねぇーー聞いてないって!!」
ギャーギャー後ろで騒いでいるが僕は何も言わず歩き続け、寝室に連れていく。
葛葉をベッドに投げながら自分も葛葉に覆い被さる。力のない葛葉は僕に勝てるわけもなく、僕は片手で容易に葛葉の両手を押さえつけ、片方自分についていた手錠を外し、空いていた葛葉の片手につけなおす。
両手を手錠に拘束され僕の下で少しの恐怖を感じているのか若干涙目の葛葉。
・・最高にそそる。
『葛葉さぁ、こーゆーのしたかったなら言ってよねー』
「ちがっ、、」
『僕たち長いから葛葉の考えてることわかったけどさぁ、今回は結構わかりにくかったよ?』
そう言いながら僕は葛葉のシャツのボタンに手をかけはだけさせる。
葛葉は僕の下で何やらモゴモゴ言っていたが、僕が葛葉の耳や首にキスをするとそれも大人しくなる。
「んっ、、ふぅぅっ、はぁっんっ、、」
『葛葉ぁ、、お前エロすぎ』
「お前、、こえーよ」
そんな葛葉を黙らせるために今度は深いキスをする。
「んんっ、、んむっ、、はぁっ、、んっ、」
葛葉は可愛い声を出しながら必死に僕のキスについてくる。
この日を楽しみにしていた僕はあえてここ数日葛葉とこういうことはしなかった。それに加え、あえて毎晩一緒に寝て、葛葉が1人でシないように監視していた。
その結果、今葛葉は僕の下でかわいく声をあげているというわけだ。
ふふ・・作戦勝ちだね。
そう思いながら僕はやっと口を離す。葛葉はハァハァと肩で息をしつつも、目がトロンとして口からは涎がたれ、めちゃくちゃにエロい。
「かなえ、、俺、もう、」
顔を赤くしながら葛葉がそう言う。
普段恥ずかしがりな葛葉がこんなことを言うのは珍しい。葛葉もやっぱり溜まってたんだろう。
僕は膝を葛葉の股間に押し付けグリグリする。
『ふふ、葛葉これがいーの?』
「・・ん」
素直に頷く葛葉。
『・・かわいいな、お前』
そう言いながら色々なところにキスをすると全てに反応して可愛く声をあげる。
葛葉には悪いけどまだまだ焦らすつもりだ。今ですら可愛いけどこんな葛葉がもっともっと自分を欲しがるサマをみたい。
僕はそれからも膝で葛葉のものを刺激はしつつも直接は触らず、いろいろなところにキスを続けた。
「んっ、はぁっ、あっ、、かなえっ、、」
焦るような、少しの泣き声にも聞こえるような声で葛葉が僕の名前を呼ぶ。
『なーに?葛葉』
「はやくっ、、はやくっ」
『はやくなにしてほしいの?』
「・・はやくっ、、めちゃくちゃに、して」
聞いた事のない言葉が葛葉から飛び出す。僕はさすがに驚く。
『・・お望みのままに』
僕はそう言うと仮装のネクタイを緩め、自分のシャツに手をかける。
「・・おまえ、、、エロ、、」
トロンとした顔の葛葉から発せられたその声を聞き、僕の中の何かのスイッチが入った気がした。
僕は緩めたネクタイを完全にとり、葛葉の顔にまく、そう目隠しだ。
「なにっ、、なんで、、」
突然視界を塞がれて焦っている葛葉。僕はそんな葛葉の両耳を手で塞ぎながらまた深いキスをする。
「んあっ、ふぁっ?!ああっ、、んんっ、」
『葛葉、こーすると自分の音がよく聞こえて興奮するでしょ』
「やっ、、やだっこれっ、、んあっ、」
葛葉は体験したことのない快感に身をよじって興奮している。
そんな葛葉が愛しくて僕は本能のままに葛葉の体に噛みつき痕を付ける。
ものの数分で葛葉の首、鎖骨周り、胸、腹、太ももまで僕のキスマークでいっぱいになった。
葛葉は目隠しをされているからか、何をされているのかわかっていないようで僕が口付ける度に腰をびくっと浮かせている。
そんな葛葉を上から眺めながら今度は一気に葛葉の下を脱がせ、自分も脱ぐ。
僕のモノを葛葉の太ももにあてがうと自ら足を開く葛葉。もう我慢の限界なのだろう。
僕は葛葉の目隠しを外し、葛葉の顔を見る。
葛葉は口を半分開けて口の端から涎を垂らしながら涙目で僕の方を見る。
「かなえっ、、、はやくっ、」
そう葛葉が言い終わるか言い終わらないかのところで僕は一気に葛葉の奥をせめたてる。
「んあっ?!?!があっ、ああっ、、」
葛葉は急に訪れた快感についていけないのか、舌を出しながら喘いでいる。
『葛葉、かわいいよ、かわいい』
僕は葛葉の可愛さに溺れながら腰を振り続ける。葛葉はもう数回絶頂したようで、全身をビクビクっと震わせている。
『葛葉、後ろ向いて』
今度は葛葉を四つん這いにさせる。葛葉の太ももは震えなんとか体重を支えているようだ。
僕は先ほどまで葛葉の目隠しに使っていたネクタイを今度は葛葉の口に咥えさせ、後ろから引っ張る。
「んぐっ!!」
その姿勢のまま僕は腰を振り続ける。
「ぐうっ、、んんっ、、んむっ、、」
ネクタイの口枷のせいで思うように声が出せないようで、快感に溺れる音を出しながら、こちらに合わせて自分で腰を振ってしまっている葛葉。
『ふふ、葛葉、腰動いちゃってるじゃん』
「んんーーー、、、んっ、、んむっ、、」
『ん?僕とのえっちが1番いいって?』
そう言うとコクコクと首を縦にふる葛葉。
『嬉しいなぁ気に入ってくれて』
この体勢になってからも何回か絶頂している葛葉。もう足が震えて支えられなくなってきている。
そんな葛葉を仰向けに寝かせ、また正常位でせめたてる。
『葛葉、幸せ?』
『葛葉、気持ちいい?』
僕はそんな言葉を投げかけながら葛葉の口枷のネクタイを外す。
「ああっ、、かなえっ、、気持ちいっ、、」
『ほんとに?』
「ほんと、、んんっああっ」
『葛葉、もう僕としかえっちできない?』
「で、きないっ、、かなえっとしかっ、、できないっ、しないっ、、」
『葛葉は僕のものだよね?』
「か、なえのっ、、ものっ、、」
葛葉がそう言った瞬間、僕も絶頂する。目を開いて葛葉を見ると、トんだのか白目を向いて横たわっている。
僕は葛葉を抱っこしきちんと枕の上に寝かせ、布団をかける。僕は一度キッチンへ行き、水を飲みながら余韻に浸る。
・・可愛かったなぁ、葛葉。。。
ふふっと1人で笑いながらまた寝室に戻る。
葛葉はそのまま寝落ちしてスースー寝息を立てて寝ている。葛葉の体には先ほど僕がつけた大量のキスマークが刻み込まれている。
僕はそれを見て満足しながら葛葉の隣で眠りに落ちる。
ゴソゴソという物音と振動で目を覚ます。見ると葛葉がトイレに行くのかシャツだけ上に羽織り寝室を出ていこうとしていた。
パタパタ
「っ?!かなえ!!!!!!!」
大きな声で名前を呼ばれ声のする方に足を運ぶ。
『んーどーした?』
「かなえっ、お前っこれっ、、」
見ると洗面台の鏡にうつったキスマークだらけの身体を見て絶句している。
『いーでしょ?』
ふふっと笑う僕とは裏腹に本気で焦っている葛葉。
「どーすんだよお前!!明日も仕事あるだろっ、、見えるじゃん、、」
『いーじゃん、見せつけよ』
「はぁ?!無理無理無理」
『もう遅いってー。ペアリングしてる時点でみんな察してるって。』
「だとしても無理、どーすんだよお前これえ、、、」
『大丈夫だよ、明日なんとかしよ?』
「もーお前ほんとバカ、、、」
(翌朝)
『よし、これで大丈夫』
「・・ほんとか?」
『うん!』
葛葉はタートルネックのセーターで首以下のキスマークを隠し、耳下の高い位置のキスマークは髪を少し伸ばすことでなんとか隠した状態だ。
2人で靴をはきながら葛葉が言う。
「お前ほんとに大概にしろよ?」
『わかったよーもう見える位置にはつけないようにするからー』
「てかもう付けんな、ほんとに」
『えーだめなの?』
「だめ、お仕置でキスマーク禁止」
『え〜・・・』
僕はわかりやすくしょんぼりする。
すると
「いやっ、まぁ、たまにはいいけど」
と慌てて言い直す葛葉。
・・葛葉そういうところなんだよなぁ。
心の中で笑いながら葛葉のセーターをペラっとめくって脇腹に軽くキスマークを付ける。
「おい!!!!!」
『ふふ』
「もー行くぞ!遅刻する」
『あ、ほんとだ、やば』
「お前が余計なことするから」
『葛葉が煽るのが悪い』
「はぁ?ちがいますぅ〜」
『葛葉、昨日の録音聞く?』
「・・はっ?!お前録ってたの?!」
『ははは、録ってないよ』
腹を抱えて笑う僕を見て顔を赤くしながら引っ張る葛葉。その後も僕達は言い合いをしながら駅までの道を急いだ。
おしまい
コメント
4件
最高すぎる😭👏✨主様の語彙力が豊富過ぎて羨ましい。欲しい
やばいですほんとに無理すき🫠🫠