(帰郷千衣沙)「……」
(滝沢秀明)「千衣沙さん」
(帰郷千衣沙)「滝沢さん」
(帰郷千衣沙)「ご無沙汰してます。」
(滝沢秀明)「ああ、本当に久しぶりね。」
(滝沢秀明)「……最近、どうだい?」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「不審者が来なくなりました。」
(帰郷千衣沙)「前と違って平和になりました。」
(滝沢秀明)「そうだな。」
(滝沢秀明)「千衣沙さんは能力のある人間だから、それを恐れて来なくなったかな。」
(帰郷千衣沙)「きっと、そうですね。」
(帰郷千衣沙)「滝沢さんがここに来ることは私に何かの用がありますよね?」
(滝沢秀明)「勘が鋭いなぁ。」
(帰郷千衣沙)「これでも元博麗の巫女。」
(帰郷千衣沙)「大体わかるのよ。」
(滝沢秀明)「そうか、じゃ、話させてもらうよ。」
(帰郷千衣沙)「ええ」
(滝沢秀明)「という訳なんだ。」
(帰郷千衣沙)「へぇ……あの子たちと」
(帰郷千衣沙)「でも、どうして?」
(滝沢秀明)「それスノから頼まれてね。」
(滝沢秀明)「やって欲しいんだって。」
(滝沢秀明)「今は君にSnowManとシェアハウス生活をする許可を求めている。」
(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「私がいなくてもあの子たちだけでいいんじゃない?」
(滝沢秀明)「守り人として考えれば大丈夫」
(滝沢秀明)「1週間で同じ屋根の下で過ごすだけ。」
(帰郷千衣沙)「私はいいけど」
(帰郷千衣沙)「ファンはどう思うかは」
(帰郷千衣沙)「私には分からないわ。」
(帰郷千衣沙)「私のことを嫌う人もいる。」
(帰郷千衣沙)「特に、真都」
(帰郷千衣沙)「そのことを勘づいてる。」
(滝沢秀明)「……」
(滝沢秀明)「ああ、そうだな。」
(滝沢秀明)「でも、逆に」
(滝沢秀明)「SnowManと千衣沙さんが楽しく話しているところを見たいという人たちを待っていると思うんだ。」
(滝沢秀明)「今だけよ。」
(滝沢秀明)「これを逃したら永遠に来ないと思う。どう?千衣沙さん、やってみる?」
(帰郷千衣沙)「……滝沢さんから言われると」
(帰郷千衣沙)「やるしかないわね。」
(帰郷千衣沙)「まぁ、私は立場ってものがある。それを利用させてもらいます。」
(滝沢秀明)「ああ、よろしく頼むぞ。」
(帰郷千衣沙)「ええ」