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あれ?…僕の生活握られてる…?

昇格もできるんだったらクビにだってできる?なんて考えていると柊さんが部屋に入ってきた

「いと、起きていたのか…」

「は、はい」と言って布団から起き上がる

「あの…僕のお父さんの話でしたか?」

「あぁ、そうだ…。その意味分かっているよな?」

やっぱり…僕が従わなかったらお父さんと家族の生活がなくなってしまう。そのことを言いたいんだ

「どうして…」

「どうしてか…逃げないようにするためだ」

咄嗟に「僕の気持ちなんか考えてくれないんですね…」と言ってしまった

自分の快楽のために僕を利用している。そうとしか思えない

「どうやって、いとの気持ちなんかわかるんだ。人の気持ちなんか分かるわけないだろ…」

確かに分からないかもしれないけど、少しぐらいはわかって欲しい

だけど、この人に理解を求めても仕方ない

「分かりました!もういいです!」 と言ってまた布団に潜ってふて寝しようとする

「理解はしたい。だけど、失いたくないんだ。どうしても…。おやすみ」とだけ呟いて部屋から出ていった

もう、何も考えることが出来ず目をつぶった

***

昨日あんだけ言われたもののやっぱり、諦めきれない

非常階段はダメだから、逆をついてエレベーターに乗って強行突破していこう

ここで、柊さんを起こしたらおしまいなのでそっと起きて、ドアを開ける

すぐさまエレベーターに乗って、一回に降りると案の定警備の人がいて帰りましょうと促されるけどコンビニに行くだけですから!と言って無理やり降りるけど、警備員さんたちに囲まれる

「ぼ、僕、あの人の所へいたらもう一生お買い物できない気がするんです!だから、お願いです!お買い物に行かせてください」と言うけどダメだと言われ、エレベーターに押し込まれそうになる

僕はこんなことで諦めたりなんかしない

「ちょ、ちょっと待って!許可は取ってある!護衛さんが着いて来るならいいって言ってた!」

許可なんかとってないし、そんなことも言われてないけど、何やら護衛さんたちは集まって、話し合って一人の護衛さんが「わかりました。ただし、護衛は一人じゃなくて3人付けせます。今、近くのコンビニを貸切にしました。あと、帰ってくると約束するんでしたら、いいですよ」と言って今いる護衛さんの中で体が大きそうな人が出てきて「帰りますから!絶対!」と嘘をついてしまった

心の中でごめんなさいとだけ謝って、ついに、ホテルから外へ出ることができた

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