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ほかにもいろいろ聞きたいことがあったけど、話しても無駄なようだから話を打ち切った。
昔、いじめっ子から助けられたことで、パパの中であの女は美化されすぎている。あの女なしでは生きていけないと言ったのは本音だろう。あの女が不倫しているなんてこれっぽっちも疑ってない。不倫されたとしても夫である自分に原因があるからだろうと自責する。
人がいいにもほどがある。不倫する者同士、しない者同士で結婚すれば被害者はいないかもしれない。不倫は心の殺人という。パパがあの女の正体を知れば心が病むほど傷つくに違いない。でもパパはあの女を制裁せず、僕が至らないせいで妻に不倫させてしまったと言ってあの女の不倫をやめさせようとするそうだ。あの女は自分と男への制裁を一切しないことを条件に再構築に応じ、口ではやめると言って不倫を継続するはずだ。あの女はさらに調子に乗り、あの女とパパの力関係はいよいよ一方的なものになるだろう。
余があの女に制裁できればいいが、それをすれば余とパパの関係に亀裂が入る。八方塞がりとはこのことだ。余は次にあの女から話を聞いた。