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僕は好きな人がいる。それは職場の年上の女性だ。
すごく前向きで、理想を追いかけて、責任感をもってて、すこしドジなかわいい人、だけど、すこし溜め込みやすい人。
僕はそんな君がすごく好きで、尊敬してる。君の隣にいたくて頑張った。
君は溜め込みやすい性格だってことを僕はよく分かっているよ。だから僕がずっと隣で支えたいと思った。
君は鈍感で全然僕の気持ちを分かってくれなかったけど、職場で話していくうちにどんどん仲良くなることが出来た。
今では世間話もする仲になって、今日は2人でカフェに来た。すこし緊張はしているけど、平常心で話せば大丈夫なはず。
話し込んでしまい、日が傾いてきてしまった。僕の家はすこしカフェから遠い所にあったので、気を使わせてしまい、君が僕ならと家に招いてくれた。
君の家は一人暮らしにはすこし広い家で、バルコニーがあり、そこからは綺麗な景色が見れると教えてくれた。
君の提案で家で宅飲みをすることになり君の家に行く前にコンビニに寄り、お酒を5本ほど買った。
僕はお酒に強いので、そこまで酔わないから君がどのぐらいお酒に強いのか気になってしかたがない。どのような感じに酔うのか気になっておかしくなりそうだ。
…想定外だ。
缶1本ででろでろに酔うとは思わなかった。
少しばかり、いつもより言葉づかいがふわふわして、すごく可愛い。
職場ではしっかりして責任感にあふれた人なのに、僕の前では素を出してくれて、信頼されていると思うとそそるものがある。
でも僕は酔っている人に手を出す趣味はないし、それにまだ付き合ってもいない人なので我慢して、でろでろになった君に水を飲ませ、夜風にあてようと肩を貸しながらバルコニーに向かった。
ちょうど雲もなく、満月が綺麗に見えた。
君を座らせ、僕も横に座る。
すこし頬が赤い君の横顔に見惚れてしまう。
君は僕を見ず、ただぼぅっと満月を眺めてる。
僕は月が綺麗ですね、とかポツポツと話を続ける、話が止むと調子が狂いそうだから、夜空に浮かぶ一つの月が綺麗なバルコニーで僕は赤い顔を隠して君をずっと眺めていたい。
君は僕の目線に気付いたのか目が合った。
君はにこっとして「どうしてそんなに見るの?」と幼い子のようにいう。
君に見惚れてたと言えるわけがなく、なにも言えずにいた。
先に口を開いたのは君で、今さっきの言葉の意味って…と聞かれ、僕は今さっきなんと言ったか分からず、聞き返すと君は頬を赤らめ「月が綺麗ですねっていってくれたじゃん、あれどっちの意味?」とイタズラに笑う、僕はすこしびっくりして、咄嗟に満月をみたが、いつの間にか隣にいた君がすこし近づけたら顔がぶつかるぐらいの距離になっていて逃げ場がないなと観念し、僕は貴方のことが好きです。と告白した。
即答で私も好きと言われ少々びっくりしたが無事にお付き合いすることが出来た。けれど、酒が入っているのを思い出し、明日になったら覚えているのかと不安になったが、君は酔ってる時の記憶は全部覚えているから大丈夫!と言われて一安心した。
君の家に来てから思っていたことがあり、満月をみている満足げな君に問う、男を家に招くのは大丈夫なんですか?と、
君は好きじゃない男なんて軽々しく家にいれないわよ?と堂々と言われた。
嬉しかった。
僕は貴方は絶対僕の前以外でそんな顔を見せびらかさないでくださいね!と言い、君はそりゃあ好きな人の前以外では素を見せないし酒も飲まないもん!と可愛く怒った。
僕は少し我慢ができなくなり、君の頬をそっと撫でた。
君は少しびっくりしたようだけど、拒否せず、受け入れてくれた。
満月が一つ煌々と光る下で、僕は君の唇に一つキスを落とした。