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ホワイトデーのお返しには。
sk × nb
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「…………」
明日はホワイトデー。
どうしよう…さくまにお返しを作らなきゃなんだよね…。
チョコは王道すぎるし…かといってマカロンみたいに手の込んだものは出来ない…。
「……うーん」
まえにママから聞いたチョコタルトのレシピ…簡単な気がする。
「…そうだ、タルト作ろ、!」
こうして俺はタルトを作るための材料を買いに行くことにした。
〜
「よし、こんなもんかな…」
材料は簡単。クッキー1箱に板チョコ2枚。それにバターと生クリーム。至ってシンプル
「まずバターとかしてっと…」
軽くレンチンして溶かしたバターを用意して、
「次が…砕いたクッキーにバターをいれて混ぜる…っと」
軽く揉んだらクッキーがひとまとまりになるから、買ってきたケーキ型にクッキングシートを引く。
確かこの時、裏に油を軽く塗るとしっかりとつくんだったよな…
「…よしっ、!次は生クリーム暖めるぞ…」
鍋に生クリームを入れて、少しふつふつしてきたら火を止める。
この時に温めすぎると鍋底に引っ付くから注意だぞ!
「よし…あとはチョコと一緒に溶かすだけ」
温めた生クリームでチョコを溶かして、その溶かしたチョコをクッキー生地の中へ流し入れる。
「…あとは数時間冷やして、8等分に切って終わり…っと」
残りの7個はみんなに。
明日ちゃんと渡せるかな…
不安もありつつ、俺は疲れを取るためにさっそうと寝ることにした。
〜
「……まだ誰も来てない…」
今日は9人での仕事。楽屋には俺一人。
朝早起きしてさくまを待つことにした。たまには出来る男でしょ?笑
「おっはよぉー…え、しょーた!?」
「あ、さっくんおはよ。……これ」
「およっ、これは…ホワイトデー!?」
「う、うん…頑張って作ったんだけど…」
「美味しそう…食べていい?」
「う、うん…」
佐久間は大きな一口でタルトを頬張った。
「んわ、めっちゃ美味しい!これお店レベルだわ」
「…良かったぁ…さっくんが喜んでくれて」
「おいひぃよしょーたっ!」
「ありがとう笑」
「こっちがだよ!最っ高のホワイトデーをありがとう!」
end