あぁ…なんとなく分かってしまった。私はもうすぐ…死んでしまうということに。
〜病院〜
「綾瀬さん、6番待合室へ来てください。」
「はい。」
私は一人で病院へ来ている。それは、検査のため。今日は、検結果を聞きに来たけど、だいたい何と言われるかは察していた。人は自分が死ぬということを悟るのが得意なのだろうか?私は何故か死ぬということを悟った。
(お母さんは…来てくれるはずもないけど…)
私は小さい頃から虐待されていた。いつだったか…お母さんに「貴方は子供じゃない。」と言われたのは…
「綾瀬さん、聞いてますか?」
「は、はい…?」
私は話を聞いてなくて、変な声で返事をしてしまった。先生の話によれば、検査の結果は悪かったらしく…
「もって、あと3ヶ月くらいですね…」
このとき、私は思った。
(あぁ、やっぱり)
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