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ユンギside
暫くテヒョンと話してると 、どこか違和感を覚えた 、
[ … ? ヒョンどうしたの ?]
辺りを見渡して気がついた 。
朝起きたら隣にいて 、さっきまで一緒にいたはずのホバが居ない 。
『 ホ 、ホバは ? ホバは何処だ 、』
[ … ? あ ~ さっき出てきた男の人ですか ? あの人ならどっか行きましたよ 。]
テヒョンの突き放すような言い方に心做しか腹が立った 。
『 何処だよ 、何処に行ったんだよ !!! 』
珍しく焦って怒鳴りあげる俺を見て 、テヒョンは口を開けてポカンとしている 。
[ ちょ … ヒョンどうしちゃったんです 、]
『 お前に何がわかるんだよ 、!!! 』
食い気味に怒ってきた俺を見て半泣き状態のテヒョン 。
ホバのことだから 、きっと何か勘違いをしてしまったのだろうと思い込み心を落ち着かせるが
正直気が気じゃない 。
俺は真っ先に彼奴の家 … を知っているナムジュンに会うことにした 。
« 今から○□に行く 。お前も来い 。»
« 来ねぇと殺すぞ 。»
‹ 急になんすか 。警察に訴えますよ 。›
« 黙って来い »
‹ はいはい 、わかりましたよ ~ ›
[ で 、なんの用すか 。]
『 ホバが消えた 。』
[ … はい ? ]
『 俺の部下が家に来て 、暫く話してたら気づいたんだよ 、』
[ ちょ … まじ何してるんすか 。]
[ 折角のチャンスだったのに … ]
『 … チャンス ?』
[ 彼奴がどんな思いで今まで過ごして来たか分かります ? ]
[ シュガヒョンは僕と居て楽しかったのかな 、元気かな 、僕のせいで虐められてないかな … って寝言でも 、カトクでも 、]
[ ただでさえ身体が危険な状態だったってのに … ]
『 … 身体が危険な状態 ? 』
『 一体何があったんだよ 。』
[ はい ? とぼけないでください 。]
[ 貴方のせいで 、貴方があの日彼奴に会いに来たせいで 、]
[ 彼奴学校行けなくなったんですよ 。]
『 … は ? 』
[ 食事も喉を通らなくなって 、顔は痩せこけて 、何も思わないんですか ? ]
『 … 』
[ 貴方の愛はそれまでだったんですね 。残念です ]
[ では 、]
『 待てよ 。』
[ 何か ?]
『 嘘だろ … ? ! こんな状況で嘘つくなよ ッッ!!! 嘘って言えよ . . ! 』
終始情緒が不安定な俺を見て
彼奴の目が変わった。
[ . . 貴方が 、いやお前が 、お前が学校来たせいで 、女に変な脅しかけられてたんだよ … !! ]
[ 呆れるよな 。 ]
[ てかこの状況で嘘つくと思いますか? ]
[ 馬鹿野郎。]
『 な 、馬鹿だってっ 、』
[ そんなことはいいんです 。さっさと彼奴を探してください 。]
『 お前は探さな 、』
[ … 彼奴の気持ちは俺には無いんで 。]
[ 誰かに取られる前に見つけなきゃですね 、ㅎ ]
『 ちょ 、おま 、どういう事だ 、!! 』
“彼奴の気持ちは俺には無いんで”
“誰かに取られる前に見つけなきゃですね”
ナムジュンは笑いながら 、何か言いたげな雰囲気で言ってきた 。
不安が一気に俺を襲ってきた 。
もしかしたらもう知らない奴の手元に …
そんな良くない考えが頭の中をぐるぐる廻る。
ちゃんと気持ちを伝えておけばよかったし 、早めに自分のものにしてしまえば良かった 。
そもそもテヒョンを家に上げなければよかった …
後悔という後悔が俺を襲う 。
そんな俺に 、一通の電話がかかってきた。
??「 もっしも ~ し ♡ 」