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撮影終了の合図がかかっても、誰も動けない。シャンデリアの光が反射するグラスの音だけが、静まり返った店内に響いていました。
「しろ……あ、あれ? みんな? 本当に大丈夫?」
さっきまでの妖艶な覇気はどこへやら、いつもの「しろせんせー」に戻り、おどおどと辺りを見渡す彼。しかし、カラフルピーチの12人と女研メンバーの視線は、いまだに彼を「シルバー」として捉えたまま離せませんでした。
アフタートーク:崩壊した堤防
沈黙を破ったのは、からぴちのリーダー、じゃぱぱでした。
じゃぱ「……シルバーさん。いや、しろせんせー。あんた、それ……ずるいわ」
しろ「えっ、何が!?」
じゃぱぱは真っ赤な顔のまま、ネクタイを緩めて深くソファに沈み込みました。
じゃぱ「からぴちメンバー全員を、一瞬で『客』にしやがって……。俺、本気でシャンパン入れそうになったもん」
その言葉を皮切りに、耐えていたメンバーたちの感情が爆発します。
のあ「わたしも……わたしも無理です! 顎クイとか……心臓止まるかと思いました!」
なお「……俺、シルバーさんになら、全部話してもいいかなって……一瞬本気で思っちゃった……」
のあとなおきりが、顔を隠しながらソファのクッションに突っ伏します。
シルバーの「残滓」に狂う女研メンバー
一方で、最もダメージが深刻だったのは、シルバーの正体をずっと身近で隠されていた女研メンバーでした。
「ちょっと、しろせんせー……。あんた、明日からどの面下げてジャージ着るつもり?」
18号が震える声で絞り出します。彼女の耳元は、いまだにシルバーが囁いた熱に浮かされたように赤いままでした。
りぃちょ「そうだよぉ! シルバーくん……あんなにカッコいいとか聞いてないよ……」
りぃちょは完全に腰が抜けてしまい、まちこがそれを支えながらも、自分の眼鏡を拭く手がガタガタと震えています。
18「……編集、どうすればいいのよ。今のシーン、カットできるわけないじゃない……。私の心まで編集されちゃったわよ……」
狂乱の延長戦:伝説の「本領」
しろ「えぇー……そんなに凄かった? 俺、ただ昔を思い出して必死にやっただけなんだけどな」
頭をかくしろせんせー。その無自覚な様子が、さらに全員の火をつけました。
ゆあん「じゃあ……練習! 練習だよシルバーさん!」
ゆあんくんが勢いよく立ち上がります。
ゆあん「俺がもっと耐えられるようになるまで、もう一回『分からせて』ください!」
しろ「えっ、今から!? 撮影終わったよ!?」
たっつん「いいから! ほら、えとさんもるなさんも待ってるから!」
たっつんが強引にしろせんせーをソファのセンターへ引き戻します。
しろ「……あー、もう! 分かったよ! 今日だけだぞ!」
195
しろせんせーが再びスッと背筋を伸ばし、ネクタイを締め直した瞬間。
室内の温度がまた、数度上がりました。
しろ「……じゃあ、お望み通り。朝まで、誰一人帰さないからね。……準備はいい、お姫様(プリンセス)と王子様(プリンス)たち?」
「「「「…………っっっ!!!!(悲鳴にならない悲鳴)」」」」
その夜の記録
結局、その夜の「延長戦」は朝方まで続き、ホストクラブの在庫の高級ジュースとシャンパン(ノンアル含む)が全て空になったと言われています。
【後日談】
カラフルピーチ: 全員が「シルバー推し」になり、からぴちの動画内でちょくちょく「シルバー様」の名前が出るようになる。
女子研究大学: 編集中のまちこが、シルバーのアップを見るたびにフリーズするため、動画の更新が1週間遅れた。
しろせんせー: メンバーからの扱いが「いじられ」から「(顔を赤らめながらの)お世話」に変わり、逆に困惑している。
そして、伝説のホスト・シルバーの動画は、YouTubeの歴史に「最も多くの視聴者の心拍数を上げた動画」として刻まれることになったのでした。