テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
195
𝓨
88
103
M.S
114
あれから何日かが経ち、ついに9月1日。入学する日を迎えた。
父「忘れ物はないな?」
カリナ「ええ、大丈夫よ」
そんな会話を交わし、キングス・クロス駅へと向かった。
キングス・クロス駅に着くと、通勤ラッシュでマグルが何人もいた。
カリナ「9と3/4番線?そんなもの存在しないはずよ。」
カリナはチケットに何か間違いがあるのかと思い、手に持っているチケットを見つめた。
父「間違いはないさ。9番線と10番線の間にある柱、あそこに向かって走るんだ。」
カリナ「壁を通り抜けると違う世界になんて冗談でしょう?お父様。」
父「冗談じゃないさ。怖いかい?ゆっくりでいい。」
父はなだめるように笑った。
カリナは少し不安そうな顔をしたが、柱に向かって走った。
すると、いきなり別の駅かのような場所に着く。そこには赤い汽車が止まっていた。
カリナ「ホグワーツ特急…」
父「ああ、少し挨拶をしなくてはね。来なさい。」
父は綺麗な金髪をした親子の元へ向かった。
その親子の肩をトントンと父が叩く。
それに気づき、親子がこちらを見る。
ルシウス「これはこれは。ヒストリアか。久しぶりだね。」
ルシウスは父を見ると、後ろにいたカリナに目を向けた。
ルシウス「ヒストリアのお嬢様だね?名はなんと?」
カリナ「カリナ。カリナ・ヒストリアです。 」
ルシウス「今年入学かね?」
カリナが頷く。
ルシウス「私の息子も今年入学でね。挨拶するんだ。」
ドラコ「僕はマルフォイ。ドラコ・マルフォイだ。」
カリナとドラコの目が一瞬だけ合った。だけどお互いに緊張しているのか、すぐ逸らしてしまった。
続く
コメント
1件
第2話、わくわくしながら読みました!まずお父様とカリナのやりとり、壁を走り抜ける場面の緊張感が丁寧で「ゆっくりでいい」という台詞に温かさを感じました。あの一瞬でもう親子の信頼関係が伝わってくるのが巧いなと。そしてマルフォイ親子との邂逅…ルシウスが「お嬢様だね?」とカリナの目線で話してくれる配慮、ドラコとのぎこちない初対面の空気感がとても好きです。お互いに緊張してすぐ目を逸らしてしまうところ、まだ幼い二人の初々しさが滲んでいて続きが気になります!