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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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梅雨が明けた。

気温が高い日が続いて、夏の暑さになってきた。

もうすぐ夏だ。

学生の私にとって、暑いなか登校するのは少し嫌だ。

そんなことを思いながら今日も学校に行く。

教室に入ると何やら騒々しい。

気になって友達に聞くと…

女子友達「明日は七夕だから、皆で何かしたいねって話をしてたの。」

そうか…今日は七夕の前日だ。

皆が、そういう話をするのは納得する。

男子友達「そうそう。で、今は短冊に願い事を書きたいなって話になってる。」

女子友達「でも…学校に竹は持って来れないし、どうしようか悩んでる…。」

私「えっ?竹じゃなくて笹でも良いんじゃないの?」

男子友達「あっ、そっか!すっかり忘れてたよ。笑」

いやいや…絶対に誰か言ってたでしょ。

少し笑いながら、私はそう思った。


キーンコーンカーンコーン


学校のチャイムが鳴った。

ガラガラガラ…

先生「ほら、早く席に着けよー。」

男子友達「先生!」

先生「うん?何だ?」

男子友達「えっと…さっき皆で考えたのですが、明日は七夕なので◯◯(私)の提案で笹を買って願い事を書いたり飾りつけをしたいです!」

先生「うーん……。まぁ…この教室内なら良しとするか。片付けは、しっかりしとけよ。あと、先生にもやらせてくれ。勿論、手伝うぞ!」

皆「やったー!」

男子友達「先生ありがとうございます!」

先生「おう!じゃあ、朝の会を始めるぞ。」

こうして私の提案で笹をいくつか買って短冊に願い事を書き、皆で飾ることになった。

皆、嬉しそうにわくわくしてる。

私もわくわくしてる。




昼休みに私は学校の図書室でお花の本を読んでいた。

すると、興味深いものが書かれていた。

私はそれを読んで、あることを思い付き先生に許可を得た。




7月7日、七夕の日

私は皆よりも朝早く学校に着いた。

そして1人で急いで、ある計画の準備をした。




準備が終わり笹を買いに行ってくれた男子友達やクラスメイトが教室に入ってきた。

男子友達「うわぁ……凄い…。」

女子友達「綺麗…!」

女子生徒1「これって…◯◯(私)ちゃんが、してくれたの?」

私「そうだよ、私がしたの。ちゃんと先生に許可をもらってるから大丈夫。」

そう…私のある計画とは…


教室を花で飾ること。


昨日の図書室で見た本に書かれていた。

7月7日はカスミソウの日でもあるそうだ。

私は、折角年に一度だから皆を驚かそうと思い、この計画を実行した。

花瓶を何瓶か用意して生け、教卓や後ろのロッカーに置いた。

カスミソウだけでは少し物足りないかなと感じ、ブルースターやキキョウ等も少し生けた。

勿論、七夕に関連する花達だ。

また、カスミソウはドライフラワーにもできるため生けずに、花束にして壁に飾ることもした。

今日の主役のお花はカスミソウだ。

女子友達「お花でできてる天の川だね。」

男子友達「カスミソウが多いから、カスミソウの天の川だな。」


キーンコーンカーンコーン


そんな話をしているうちにチャイムが鳴った。

先生「ほら、席に着けよ…って…うわぁ…凄いな!想像以上に綺麗だな…。」

私「先生!凄いでしょ?」

先生「あぁ、凄いな」

先生も皆も、とても笑顔で嬉しそう。

そんな皆も見てたら、私も嬉しくなってきた。

この後の皆で笹に短冊や飾りをするのが楽しみだ。

今日は良い1日になりそう。

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