続きです
好きなBLカップルさんが別れちゃったみたいで悲しい。
蘭side
何もわからない、自分以外の何もかもが。そんな世界が怖いんだ。
「リンドウ」って奴は、俺と友達らしい。けれど、どこか顔立ちが似ているような気がした。気のせいだろうか。他にもこの建物には人がいて、みんな雰囲気が怖い。
なんで何もわからないんだろう。そんな疑問を頭に浮かべているとどんどん分からなくなっていって頭が痛くなる。
何かを忘れている気がする。大切な何かを。
春千夜side
どうしたら思い出してくれるのだろうか。今までの思い出を話せば思い出してくれるだろうか。もしかしたらもう記憶は戻らないのだろうか。一度病院へ連れて行くか?何か手掛かりが見つかるかもしれない。どうしたらいい。俺は何をするのが正解なんだ。
誰か…教えてくれ。
竜胆side
春千夜は優しい。皆辛いこの時、自分だって辛いはずなのに俺を励ましてくれた。
兄貴のためにも、春千夜のためにも、なにか出来ることは無いだろうか。
兄貴は沢山の人に愛されている。兄貴が兄貴じゃない世界には色がない。みんなもそう思っているはずだ。元気がない。首領も、幹部の奴らも、部下も。みんなみんな兄貴が大好きなんだ。だからこそ、余計に悲しい。だから俺が、なんとかしなくちゃ。
コメント
3件
うん、控えめに言って最高👍