コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 っ … ! ! 」
変 な ところ で 目 が 覚めて 、 気分 が 悪い 。 妙 に リアリティ の ある 夢 で 、 何だか 本当 に 起きた こと みたい だった 。
だから 、 怖い 。
「 … らん 、 大丈夫 か 。 」
いるま の 優しい 声 が 、 頭 に 響いて 気持ち が 良い 。
「 … 居なく ならない よ ね … 」
「 勿論 、 急 に どう した ? 」
だって … あんな 事 言う なんて … さ 。
夢 の 中 の いるま は 、 冷たくて 、 俺 の こと を 嫌い な もの で も 見る か の よう な 、 そんな 目線 を 向けて いた 。
だから 、 怖かった 。 見捨てられそう な 気 が した 。
… いや 、 違う 。 気 が した ん じゃ なく 、 本当 に 見捨てられた 。
「 … 変 な 夢 見ちゃった … 」
「 所詮 夢 な ん だ から 、 気 に すんな よ 。 」
「 分かってる よ … 」
いるま は 、 俺 の 頭 を 撫でて 言った 。
「 お前 は 、 俺 に 飼われてれば それ で 良い の 。 良い 子 に してれば 愛して やる よ 。 」
良い 子 に してれば 、 か …
いるま の こと は 大好き だ けど 、 何か 違う 気持ち が 、 記憶 が … ずっと 誤魔化されて いる 。
思い 出さなきゃ 。
いるま に 、 本当 の 愛 を 渡す ため に 。
「 じゃ 、 買い物 行って くる な 。 」
「 うん 、 気 を つけて ね … ! 」
「 欲しい もの 本当 に ねえ の ? 」
「 いるま が 居れば 充分 だ よ 。 」
「 行って きます 」
… 行った かな 。
いるま は 抜かり ない から 、 きっと 俺 の こと を 監視 してる はず 。 カメラ や 盗聴器 なんか 、 当たり前 の よう に 仕掛けて ある ろう 。
どう しよう かな …
その 時 ふと 、 近く に 置いて あった 手錠 に 目 が 行った 。
確か 、 やった 後 の 寝起き に は 外れてた から … お 風呂 入れて くれた 時 外した の かな 。
「 … 手錠 良い よ な … ちゃんと 拘束 されてる 感じ が して … 」
… ちょっと 誤魔化し すぎた かな 。
「 あれ 、 何か 書いて ある … 」
I と L … ?
… あ 、 いるま の I と らん の L か 。 洒落た こと する な 。
あれ 、 いるま あの 時 …
「 これ 、 どうする の … 」
「 ここ とか に つける 。 」
「 いや 、 使い方 は 分かって … 」
カチャリ 。 2回目 の 音 が 響く 。 今度 は ベッド の 柱 みたい な ところ を がっちり と 捕まえて 離さない 。
… 仮 に あの 時 俺 に L が 嵌められてた と して 、 I が 書いてる 方 は …
ベッド の 柱 部分 に つけてた 。
普通 だった ら 、 イニシャル を 書く くらい なら 、 いるま は 自分 の 手首 とか に つける はず 。
忘れてた の かな 。 … それ とも 。
別 の 誰か が 書いた … ? いるま じゃ ない 誰か が 。
その 時 だった 。
「 う っ … 」
頭痛 が して 、 ある 場面 が 蘇った 。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
フォロワー 様 50 人 ありがとう ございます ‼️
これ から も 作品 を 楽しんで 頂け たら 幸い です ✨️