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ーリトSideー
「…そう…だよぉ」
今にも泣きそうなテツの声に我に返る。
ごめん。いじわるし過ぎた。
『ごめん。泣かせたい訳じゃなくて。』
あぁ、今すぐに抱きしめてやりたい。
でも今日はダメだ。
こんなことしようって言った昨日の俺をぶん殴りたい。
「俺も泣きたいとかそんなんじゃなくてぇ//」
そんな目で見るな。そんなエッチな声出すなよ。
我慢が効かなくなりそう。
『じゃあ次、好きな体位は?』
気を紛らわすように次の質問をした。
…後に気づいた全然気が紛れる質問じゃないってことに。
「…ぃ…ん…い」
声ちっちゃ。
なんかモゴモゴ言ってたけど全然聞き取れねぇ。
『ん?なんて?笑』
「対面座位!!」
うぉ笑
なんか吹っ切れたようにでかい声のテツ。
『急にでかい声出すなよ笑』
『ふーん、テツ対面座位が好きなんだ笑』
「…リトくんは何が好きなのさ!」
熱を帯びた瞳でじっと見つめながら聞いてくる。
こいつ、俺がこの顔好きなのわかっててやってる。
さっきの仕返ししてきてるな。
『俺はなんでも好き。』
『テツとならなんでも気持ちいし。』
『あ、でも強いて言うなら騎乗位かな。』
「…そ…そうなんだ///」
あ、照れた。
照れたテツ。略して照れテツ。
可愛い。
いや、そんなこと言ってる場合じゃなくて。
『なんだよその反応は笑』
『テツが上に乗ってんのに下から突くと気持ち良さそうな顔がよく見えて最高に興奮すんだよな。』
「変態…//」
なんでだよ笑
『好きなやつの気持ち良さそうな顔見て興奮するのは当たり前だろぉ笑』
茹でダコみたいに顔真っ赤にして熱を帯びた瞳も潤んで困り顔のテツ。
さすがにもうキャパオーバーか。
俺もそんな顔ずっと見てたら襲いたくなるし。
『今日はこのくらいにして寝るか。』
「ぅん…」
『どうした?』
やけに歯切れの悪い返事。
「いや…その…これが落ち着いてから…」
布団をめくりながら、バツが悪そうに言うテツの目線の先にはガチガチに立ち上がったモノ。
マズイ、そんなを見たら俺も立っちまう。
さっき必死に我慢したのが無駄になる。
「これ…苦しくて…たぶん寝れない…」
ッぶねぇ!
そんな触ってほしそうな顔すんなって。
マジで襲いそうになる。
『…よし、なんか萎えること考えよう。』
『母ちゃんの下着とか。』
「や、やってみる。」
『ゆっくりでいいぞ。』
『ちゃんと起きて待ってるから。』
・
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「リトくん…たいぶ落ち着いてきた。」
『寝れそうか?』
「うん。」
『じゃあ寝るか。』
『おやすみ、テツ。』
「リトくん、おやすみ。」