嗚呼何もかもが 最高で最悪だ。
穢れた世界は滑稽で、絶望というメロディーを奏でている。
さらなるモノをこの目で観るために。
その行動には意味も理由も在りはしない。
大義?平和的解決?人々の幸せ?
御託を並べる暇があるなら走った方が良いと思うよ。
火の手はすぐそこまできているのだから。
囲まれたらそこでTHE END。
巫山戯ているが、ジョークでは無い。
消えていく生命の絶望しきった悲鳴の数々。
頭の中で分かっていても身体は恐怖で動かない。
早くお逃げなさい家畜達。どこまでも哀れな家畜達。
この檻からは出られないというのに、自分可愛さで逃げ惑う。
炎の勢いは増すばかり、逃げも隠れももう遅い。
朱く染まった街並み、この目に写る。
長い間求めたこの芸術的な程までの惨劇。
全てが絵画となり僕の脳は幸福で満ちてゆく。
そんな脳の間をとても熱い鉛が通り抜けている。
大の字に倒れた身体と閉じ損ねた瞼。
なんだよ、良い所、だ、っ…た。の、に…ッ
…正真正銘の終わりだ。
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