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ご飯を食べ終わった私はその後、スマホを開き、集会が行われるかどうかを確認した。
(今のところは大丈夫そうだな… )
特に何も送られていないスマホを確認し食べ終わった食器を洗いそのままソファーえと腰を下ろした。
(お父さんがいた時は、こんなにゆっくり過ごすことはできなかったから、なんかこれもこれで不思議だなぁ…)
お父さんがいた時はここのソファーに座りお酒を飲んでいたためリビングに入ることすら出来なかった。
(でも、これからはこの生活が普通になっていくんだもんね。まぁ元がおかしかっただけかもしれないけど。)
場所は同じでも、私の新しい人生がまた始まるような気がしてドキドキする気持ちを抑えご飯を食べる前に沸かしていたお風呂へと向かった。
(お父さんがいた時は、こんなにゆったり、お風呂につかることもできなかったから、せっかくだし、入浴剤でも入れてみようかな…)
春千代くんに出会ってから少しでも女子力と言うものをあげようと思いお父さんにバレないようこっそり貯めて来たお小遣いの中から買った人気のシャンプーやトリートメント、入浴剤やボリーソープなど人通り揃えてある袋の中からパックに入っているピンクの入浴剤を取り出しお風呂へと入れた。
(お風呂が透明から薄ピンクに変わった…)
初めての光景に心を踊らせながら、私はシャワーで頭を洗い湯船に浸かった。
(いい香り…)
紙に書いてあった通り、薔薇の良い香りがする。
(今まで使ってこなかったけど、こういうかわいいものもこれからは自由に使えるんだもんなぁ…)
やっぱりお父さんと距離を置いて良かったと改めて感じながら湯船を出た。
その後簡単にドライヤーで髪を乾かし、再びソファーに座った。
(特にやることもないし、家で見たことないから、テレビでもつけてみようかな…)
学校では見慣れているテレビだが家では見たことがなかったため私は好奇心のままテレビの前に置いてあるリモコンに手を伸ばした。
(この赤いボタンを押すんだよね…)
操作に慣れていないため少し戸惑いながらも学校で先生がつけていた方法を真似しえぃ!と押した。
(つ、ついた…)
ボタンを押すと画面にパッと光がつき人が写った。
(すごい…ここにいいのに話してる。 )
初めて自分でつけることが出来た事が嬉しく私は無意識に笑みをこぼした。
(そういえばなんのことを話してるんだろう…)
テレビをつけれたことが嬉しく、テレビの内容が頭に入っていなかったため、私は見出しに書いてある部分を読んだ。
:不良になる中学生が増加、これからの日本はどうなるのか…:
見出しを読んだだければ、あまりよくわからなかったため、私は途中から話している人のことばをよく聞いた。
男性のアナウンサー
「見出しにも書いてある通り最近中学生男子児童により不良グループが増えているそうです。街中でもそれぞれのチームと言うものを作り、張り合い重傷者が増えている見込みです。」
女性のアナウンサー
「とても怖いですね。」
そんな会話が聞こえた。
「みんながみんな悪い人って訳じゃないのに…」
少し傷つく気持ちを隠せずボソッと呟いた。
(でも…私も最初は怖いって思ってたよね…)
たしかに世間からすれば暴力をふるい強さで周りをなじ込むのだから、怖いと思われてしまうことは当たり前なのかも知れない、しかしそれでも止まらない不良の嫌な話を聞き続けるのは私にとっては少し辛く、テレビを消した。
後書き
皆さんこんばんは!
今回も見て下さりありがとうございます!
いつも沢山の♡ありがとうございます!
次回のハート数は25にします!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡25