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kyng × inm
kyng「」 inm『 』 hbc【】
kyngがだいぶinmのこと好きです。
どっちも互いのことを下の名前で呼んでます
捏造、エセ関西弁注意
既に付き合っている
友情出演hbc
kyng視点
ここ2週間ほどkozaka-cの活動が活発になっていてその対処に色んなヒーローが向かわされている。
俺らDyticaもそれは例外ではなくそれぞれ別の場所に配属されていた。
その時にどうやらライがある薬を吸い込んでしまったらしく俺にライの経過観察をして欲しいと本部から連絡が来た。
その場に居たマナがライを庇いながら戦い、戦闘後に薬品について本部に聞いたり色々と対応をしてくれたらしく、薬についての詳細をマナがデバイスに送ってきてくれた。
何やらその詳細を見るに薬品は精神が少し不安定になる作用があり、副作用として本音が出てしまう作用もあるらしく、本部では面倒を見ることができないため俺に本部から連絡が来た。
ただし、いつその効果が現れるのかはわからないため1週間経過観察を行えとのことだった。
本部からの連絡を見た後経過観察もとい面倒を見るために湯たんぽを作り初め、良く泊まるため置かれているライの部屋着とカーディガンにモコモコの靴下をソファーに置き、ひざ掛けを持ってきたところでLiNEの通知がなった。
確認してみると送り主はマナだった。
デバイスは全員が確認できるため個人的なやり取りはLiNEやデイスコで行う。
そのため内容の検討が付かない。
ライに何かあったのだろうかと少し不安に思いながらトーク画面を開くと今回経過観察を行うのが俺になった理由は俺の恋人が安心できる人は誰かと、経過観察を行われても平気な人は誰かと本部に聞かれた時俺の名前を答え、ロウ以外の家なら行かないと、1人で経過観察を行う、1人でも経過観察は行える。と言って聞かなかったため俺に経過観察の司令が入ったらしい。
恋人に安心出来ると、ロウなら平気だと思って貰えているのは嬉しいし本来はライと過ごす為に取った休みだったのであまり言わない方がいいのかもしれないがライと過ごせて嬉しい
スマホの画面から目を一度逸らし部屋を見渡す。
俺の家は最近片付けを行う時間が無くてすこし汚かったため綺麗に片付けを行うことにした。
今は掃除機がけや洗濯、食器洗い、ゴミ出しなどなどを終えてライが来るのを待っている。
ソワソワしてしまって仕方が無いので少しゲームでもと思い席を立った瞬間にインターホンが鳴る。
急いで玄関に向かいドアを開けると少し様子を伺うようにこちらを見つめるライとライを連れてきてくれたマナがいた。
「ライ、いらっしゃい。マナもライを連れてきてくれてありがとな。」
【んや、そんな大層なことしてへんから気にせんでええよ。】
『…………、お邪魔します。』
ライが喋ってくれた。
嬉しくなってライの方を見ると不安そうにしている。
ライには太陽みたいに明るくて眩しいくらいの笑顔が似合う。
そんな不安そうな、悲しそうな顔は似合わない。
でもライと話をするべきなのはここじゃない。
もう一度マナに向き直り礼を言う。
「マナ、ほんとにありがとな。
今度飯でも奢るわ。」
【マジか、楽しみにしとるわ笑】
そう会話をしてから扉を閉める。
その様子をずっと無言で見つめていたライにゆっくり近づく。
「ライ。リビング行くぞ。」
そういいゆっくり手を取ると少しびっくりしたような表情をしたあと少しだけ、ほんの少しだけ顔を綻ばせていて少しほっとしていると小さく返事が返ってくる。
『…、うん。』
リビングにあるソファーにライを座らせ、もし出来そうなら部屋着に着替えてこいと言うと無言で着替え始めたのでホットミルクを作りに行こうとキッチンに向かう。
ホットミルクを作り終え、リビングに戻るとライが着替えを終えて座っているところだった。
ライの横に座り声をかける。
「ライ、…俺は優しく声掛けたりとか、出来ないからして欲しいこととか、やって欲しいこととかあったら遠慮なく言って欲しい。」
『…ありがと、。』
しばらく沈黙が続いていて、ライは話したくないのかもしれないと思いあまり話しかけずに横で静かにしているとライが控えめに俺の手を握ってきた。
「ライ、……ライの手だいぶ冷たいな、
ホットミルク作ってきたけど飲むか?」
『ううん、大丈夫……。
…ねぇ、もし、もし迷惑じゃなければ、手繋いでたい…。』
そんなふうに上目遣いで言われてしまえば承諾以外の選択肢は無い。
元々拒否するつもりもないが。
「迷惑じゃない。最近手繋いだり出来なかったから嬉しい。」
少し気恥ずかしいが今のライは薬品や最近溜まっていた疲れも相まって心身ともにすこし参ってしまっているみたいなので素直に言葉に出してみる。
『…ぇへ、。嬉しい……。』
少し恥ずかしかったのか軽く頬を染め下を向いている。
『あのね、、ぉ…れも、最近あんまり話せてなかったからね、話せてこうやって一緒にいれてうれしい……。』
嬉しそうに顔を綻ばせていて少し安心した。
ライは少しずつ舌っ足らずになってきているのでそろそろ眠気が限界なはずだ。
いつもは俺が白狼で、耳が人より良い為人の寝返りを打った音で目覚めてしまうため2人とも別々で寝るが今日くらいはいいかと思いライに声をかける。
「…ライ、今日は一緒に寝るか。」
少しびっくりしたような表情をしたあと嬉しそうに破顔した。
『いいの……??嬉しい、、!』
「ベッドまで連れてってやるからしっかり掴まってろよ。」
そういいお姫様抱っこをする。
ゲームの中ですら拒否をしたお姫様抱っこを、だ。
お姫様抱っこはライだけの特権だと分かって欲しいので誰であろうと必ず拒否するようにしている。
ライのことが大切なのだと伝わるように優しく、優しくけれど話さないとでも言うように強く抱きしめる。
『あのね、あのね、おれロウが、このだっこのしかた
おれ以外にしてないの知ってるよ。
だからね、このだっこをロウがおれだけにしてくれてるのを見てるとね、
おれはロウの特別だって、大切なひとだって言われてるきぶんになるからこのだっこ大好きなの。
これからもたくさんして欲しいなぁ……。』
なんて言ってライは寝てしまった。
まぁ色々あったしきっと仕方ない。
だけど言ってることが可愛すぎる。
きっとずっと眠かったからふわふわしていたんだろうけど明日以降から薬の効果が酷くなることが無いようにと願いながら同じベッドに入り眠る。
あぁ、でもその前にマナにLiNEをしてもいいかもしれない。
でももう瞼が重い。
また明日にしよう。
今はこのままライと共に夢に溺れていたい。
明日にはライの太陽のような笑顔が見れますように。と願いながら眠りにつく。
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