大切な…
俺の恋人はよく何かを忘れる。
忘れるというか、、なくしたりとか、、忘れもする。
だから首に掛けられるもんは全部掛けとけと言った。
sha「これならなんも忘れないだろ!」
br「わーすご〜い!シャークん天才じゃんっ」
sha「…お前首に掛けてるのになくしたとか言いそうだな、」
br「大丈夫だよぉ!笑」
br「”これからは絶対っ!何も忘れないし無くさないから!”」
ある日ぶるーくが車に跳ねられたと病院から電話がきた。
俺はすぐ病院へと駆けつけた。
タッタッ
sha「ッあの、すみません、!」
看護師「?…あっ、ぶるーく様の、?」
sha「っはい、!」
看護師「病室はこちらです」
sha「ありがとうございます、!」
ガラガラッ
sha「ぶるーく、!」
sha「あ、先生ッ、!」
先生「!あぁ、シャークんさん?」
sha「はい、ッ」
先生「ぶるーくさんはまだ目は覚めていません。」
sha「そッ、ぅ、ですか、」
先生「結構強く跳ねらたみたいなので、、目を覚ますのは少し遅くなるかもしれません。」
sha「…」
先生「重症ではありますが、命に別状はありません。」
sha「ょかッ、た、ぁッ…」
先生「椅子に座ってて貰っても構わないですよ、」
sha「ぁりがとッ、ございます、、」
先生「私は少し抜けますので何かあったらそこのボタンを押してください。」
sha「はい、」
ガラガラ
sha「…自分の命まで無くすんじゃないぞ、?」
ギュ
sha「…」ポロ
キュ
sha「、!…」
br「…ぁ、、?」
sha「、!!…ぶるーく、!分かるか、?」
br「…、ッ、、ぇと、、」
sha「ぶるーく、、?」
br「ごめん、なさい…ぶるーくって僕の事、、?」
sha「ぇ、、?」
br「えぇっ、?!な、泣かないで、?」
sha「……ぶるーく、ッは、、君の事だよ、、」
br「!そうなんだ、、」
sha「俺の事も、、分からない?」
br「…ごめんね」
sha「俺はッ、、俺は、シャークん、ッだよ」
br「シャークん、!」
br「ねぇ、シャークんって僕とどんな関係だったの?」
sha「俺とぶるーくは、、こッ…友達、」
sha「友達だった、よッ、」
br「そうだったんだ、!って、また泣いちゃった…大丈夫、?」
sha「大丈夫なわけないだろ、、ッ!」
br「ぇ、あ、ごめん、ね?」
sha「、ッずっとずっと大切だった人から忘れられるのが大丈夫だとお前は思うかよッ!!」
バタンッ
br「ぁ、まってっ!…」
あー、だめだ。
逃げちゃった、、ぶるーくの事困らせたし、
勝手にキレて部屋出て行っちゃったし、、
忘れないって、なくさないからって言ったのに…、
sha「ばかぁっ、、嘘つきッ、ぅッ、」
普通恋人忘れるやつが何処にいんだよ、
あそこで恋人って言ったらなんて言われるかな、
きもいとか、無理って言われたのかな、、
でも…喋り方も、あの迷惑な優しさもぶるーくだったな、、
話してて辛かったよ
忘れられたんだって、、心配してくれたんだろ?…やめてくれよ、、優しくしないで、もっと悲しくなる。
ぶるーくの優しさは異常で、、迷惑なくらい。
sha「恋人の事忘れて失くすとかっ、ばッ、かっだろ、っ!!」グスッ
br「…僕は君の恋人だったの、?」
sha「ッ?!…なん、でッ」
br「そりゃ、君が離れていった時に僕頭が痛くなったんだよ」
sha「ぇ、ッ、じゃあ戻らなきゃッ」
br「違うよ、、なんだか懐かしい感じがして、」
br「君との知らない風景が沢山頭の中で流れて、、」
sha「…」
br「すごく、、いや、絶対忘れちゃいけない気がしたから、…」
br「手放しちゃいけないって感じたから、!」
sha「ッ…」
sha「それで合ってるよ、ッ…お前は俺が居ないと生きていけないってくらい俺の事が大好きで、」
sha「甘え上手でっ、俺のこといっぱい可愛いってッ、言ってくれたよ、、」
sha「ぶるーくの記憶がなくなる前、、、」
sha「こッ((」br「これからは絶対っ、なにも忘れないしなくさないから、ッ」
sha「ッ!…ぉ、ぼえてる、じゃねぇ、かよ…ッ」
br「さっき思い出した、、ほんとにごめんね…」
sha「…俺の事、思い出した、?」
br「うん、シャークんは…僕にだけ優しくて」
br「どんなところも可愛くて、天然だし、不器用だけど、ちゃんと僕に愛情を伝えてくれる」
br「大切な恋人っ!!」
sha「…ッふ、、wほんと俺の事好きだな」
br「うん、大好き」
sha「忘れてたこと、許してないから」
br「えーごめんっ!」
sha「…でも、頑張って思い出してくれた事は、許す…」
br「…へへ」
sha「…お前体痛くねぇの、、」
br「ん?凄い痛いよ」
sha「はッ、ばか!」
br「へへ、、ついシャークんの事おいかけちゃって、、」
sha「分かったから、、!早く戻るぞッ!」
br「はぁい」
病院の先生に怒られ、、
その後無事に退院できたもののまだ全部は思い出していないのでまた新しい思い出と共に思い出していったのでした。
コメント
1件
すごい、、、めちゃめちゃ一人で感動して泣きました←涙腺弱い 素敵な作品ありがとうございます😭