〖Shed視点〗
118「すこし遅かったですね」
今朝の五時だぞ?どこがおそいんだよ?!
Builder「え?どこが?今朝の五時だよ?!」
chance「寝みぃ… 」
Shed「なんでこんなに早いんだ?」
007「早朝と深夜にしか入口は空いてないんですよ」
118「それでは皆さんこれを」
chance「どーも」
Builder「ありがとうございます」
Shed「よーしいくかぁー」
007「それではこっちへ」
118 パチン
そして118が指を鳴らす。その瞬間鳥居の外の景色が変わった。
森から……和風な街を見下ろすような景色へと。
Builder「すご?!景色が変わったよ?!」
chance「え?ここどこ?!」
118「ここは霊界と呼ばれる所です」
007「そしてあそこは妖達の住む街…ってところです」
118「結構ここの神社もその町では有名なんです」
chance「うおっいつの間にか参拝客がいるぞ?!」
007「まぁ、現実と霊界の神社は空間的にちがいますから」
Shed「なるほどな…」
いつも俺たちのいる神社は霊界と現実の狭間らしい。
118「記憶の塔はあちらです」
そう指を刺した方には確かに塔があった。そして俺たちはその方向に向かった。
〖記憶の塔入口〗
chance「たけー。」
Builder「すごいな…改めて近くで見ると」
007「初めてここまで来ました…… 」
118「私は1度だけここら辺に来たことあります」
Shed「とりあえず早く中に入ろうぜ」
中に入いると意外と中は広いが壁には本が大量にある。
そして奥には管理者の1人と見られる人物がいた。
???「あぁ客人か。」
「なにか用か?」
chance「すこしここの本に用があってな」
???「……はぁ」
「とりあえず茶をだそう」
「大丈夫だ。人間を〇すほど人間嫌いではない」
気づかれてるし…
Builder「その前に貴方は誰なんですか?」
chance「それと!なぜ人間だとわかった!」
dusekker「俺はdusekkar。この塔の管理者の1人だ」
「そりゃあお前、いやchanceの本は生きている者の本だったからだ」
chance「え?それ俺の本なの?」
118「ですが、貴方を定例会で見た事ないですよ、」
007「……定例会なんてあるんですか?」
Shed「どっかで聞いたことあるような……」
Builder「なんか妖達の定期的な宴…だった気がする」
dusekkar「とりあえず立ち話はなんだ。そこに座れ」
いつの間にか中心にはソファーがあった。人数分の。
dusekkar「それで改めて用を聞こう」
118「実は…」
dusekkar「いや、そこの人間と妖から聞こう。」
Builder「じゃあ僕が。」
「実は僕と彼と友達の記憶の1部が消えている可能性があるんです」
「なのでその記憶が知りたくて、その本を読みに来ました」
dusekkar「あぁ、なるほどな」
「だが、生きている者に見せるには上に確認しないといけないんだよ…」
Shed「その上って誰だよ」
dusekkar「もう1人の管理者だ」
「でもあいつの部屋は隠し扉を見つけないといけなくてな」
「読みたいなら探せ」
「ヒントは本棚の中だ。」
Builder「oh……」
おいおい、この高い塔から探すのか……?
先が思いやられるぞ……
007「…じゃあ諦めますか」
chance「いやwここまで来てそれは無いな!」
「みんなで探そーぜ!」
118「そうですね」
Builder「えー」
これはやるパターンだな。
Shed「俺もやるわ」
〖約2時間後〗
みつかんのかぁ?これ。探してる時に1xとか姉の本とかも見当たらなかったし。俺とSevenとビルダーの本も見当たらない……
chanceは最上から。ビルダーは下から。俺は中心。Sevenと118は全体。
Shed「あー。先が思いやられる…」
俺の担当はここまで。ここになかったらchanceのとこに……
Shed「……ん?」
これじゃね?本棚の奥に御札が……
その時気づいたら俺は本棚の前じゃなく書斎らしき部屋の中心にいた。
〖書斎?〗
???「うわっ。びっくりした」
目の前には浮遊する不思議な手と化け猫らしき妖がいた。
???「よく見つけたね。人間の癖に」
Shed「ん?あ、あぁ」
???「変な人間だな」
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