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転校生、めがね女子だった件‼️

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転校生、めがね女子だった件‼️

1 - 神社で出会った男の子

♥

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2024年07月16日

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「ふう、、、、これくらいで大丈夫かなあ、、、、」

私はほうきをもちながら、掃除し終わった境内をみて、一人つぶやいた。

私の名前は天音詩歌。

一年前に亡くなったうめおばあちゃんの跡を継いで、このほたる神社の若巫女をしている高校一年生だ。

けど、今は春休み中。

だから、若巫女のお仕事に集中できるんだ、、、、!

「わんっわんっ!」

「あっ、天!」

元気に叫びながら私の胸に飛び込んできたのは、飼い犬の天。いつもわんぱくな、私の大好きな家族だよ。

「もう、、天は朝から元気だなあ、、、、」

「わん‼️」

さらに飛び込んできたっ、、、、!

「ふふっ、、かわいいねえ、、、、」

そう言いながら、天とたわむれていると、

「あの、、、、ちょっといいか」

声が聞こえた方向を見ると、紅白髪で顔立ちが整っている一人の男の子が立っていた。

わっ!、、、、び、びっくりした、、、、」

「、、、、っ!わるい」

「いえ気にしないでください、、、、えっと、何かご用ですか?」

独り言のつもりがっ、、、、汗

「いや、その、(小声)かわいいなって、、、、」

え?

「あっ、この子のことですか?天って言うんです!かわいいですよね!」

私が思わず満面の笑みでしゃべると、その男の子はこくりと頷いた。

「あ、ああ、そうだな」

そう言いながら、その男の子はしゃがんで、天の頭を撫でた。

「わん〜」

うれしそうにブンブン尻尾をふる、天。

そんな天を見ていたら、ふっと笑みが浮かんだ。

「天、よかったね!」

「天、、、、っていうんだよな、この犬」

「あっはい!そうです!」

ちらりと男の子の方を向くと、幾分か表情が緩んでいた。

「やっぱり、動物はいいな」

「動物、好きなんですか?」

「ああ、大好きだ」

「へえ、そうなんですね、、、、」

ーシーンー

うう、、、、、気、気まずい、、、、

な、なんか話さないと、、、、

そう思って、口をひらいた瞬間、

「犬、、、、のことももちろんだけど、お前に声をかけたのは、聞きたいことがあったからなんだ」

「え?わ、私に聞きたいこと?」

「ああ、おまえもしかして、、、、天n」

と、その男の子が息を吸い込んだときだった。

「轟ー置いてくぞー」「遅れちゃうよー!」

突然、そんな声が聞こえてきた。

「!、、、、」

その男の子が、はっとしたような顔になる。

「早くー!」

男の子は迷っているようだった。

あっ、、、、、

「えっと、、、、誰かが待ってるのなら、いってももらっても私は平気ですよ、、、、!」

「あ、、、、ん、わりいっ!」

そう言い残して男の子は走り去っていた。

姿が見えなくなったとたん、私はへなへなと座り込んだ。

「び、びっくりしたよ、、」

天が私を心配そうに見る。

「わん?」

「あっううん、平気だよ、、、、ただ急に話しかけられて驚いただけ、、、、」

私は苦笑いを浮かべた。

「あの子、、、、何聞こうとしてたんだろ、、、、」

私はそのとき、まったく想像していなかった。

一ヶ月後、その男の子と、とある場所で再会するなんて、、、、。



そう、これは私の青春物語だ。


(主 次は転校初日のお話だよ〜!)

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