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黒木夫人は、「栄光」の居住者の意見のメモを、亜漕と、金隠氏に見せた。
「皆それぞれに同居者の事で意見があるわね。」「あと、入寮費の割にメシが不味いって言わてもなあ、年寄りだし、味の濃いものは出せ無いし…」
「あの、同性の2人一部屋でカーテンの仕切りがあるだけだと、やっぱり合う合わないはあるし、いびきが気になりだすと寝付けないかも…、1月事にペアを変えてみたらどうかしら?」
「栄光」のお年寄りは持ち物を多く持って来ない。貴重品は幻覚寺であづかっている。ペアを変えるのは直ぐに出来そうだった。
「良いかも。気分も変わるしね。」「メシが不味いって言ってた人に何が好きか聞いてみよう。」と三人は運営に前向きな姿勢だった。