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天城先輩の腕の中で

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天城先輩の腕の中で

4 - 第4話お隣さんに聞こえちゃうから

2025年07月15日

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「あ゛っ……♡ はぁっ、ん……あまぎ……せんぱい……♡」


やっと動きを止めてくれた悠馬の背中に腕を回して、

那央は、ぐずぐずに濡れた瞳で喘ぐように言った。


「……おまえ、マジで……」

「どんだけ可愛い声、出すんだよ……」


悠馬はゆっくり体を離して、ぐちゃぐちゃになった那央の額にキスを落とす。


「……ん、やだ……汗でべとべと……」


「でも、可愛い」


「またそれ……っ」


頬を赤くした那央がそっぽを向こうとしたその瞬間――

悠馬の指が、また那央の中をゆっくりかき混ぜた。


「ひっ……!?」


「なぁ、コンちゃん」

「声、ちょっと我慢できる?」


「……は? え、なに……っ」


「隣、たぶん帰ってきてる。音、バレるかもよ?」


「や、やめてっ、そういうの……ほんと……っ」

「まって……まだ中……ぬるぬるで……っ♡」


「うん、だから声出すなよ?」


くすっと笑った直後――

悠馬は那央の脚をくいっと持ち上げ、後ろからゆっくりと差し込む。


「や、だ……やだっ……うっ……♡」


「しー。ダメだよ、声……」


腰を揺らすたび、熱が奥をこすってくる。

声を出すまいと唇を噛む那央だったけど──


「んっ……んんんっ♡……う゛……♡」

「んっ、うぅ……やぁ……っ♡」


「ダメ。声出たね。……どうしよっか?」


「ちがっ……っ、も、無理……♡ 無理なのっ、あまぎ先輩ぃ……♡」


「ん、先輩って呼ぶのやめるの、声が震えると」

「かわいすぎ」


ずちゅっ、ずちゅっ、と響く音が部屋に充満していく。

濡れた音、つながったまま動くたびにベッドがきしむ音。

耳まで真っ赤にして、那央は首を振る。


「こえ……でちゃ……う、からぁ……っ♡」

「ほんと、むりっ……♡ んんんっ……!」


「出せば? どうせ聞こえるんだから」

「……コンちゃんが俺のモノにされてるって、周りに知らしめちゃお?」


「ばかっ……やっ……ああっ♡ あっあっ……あ゛〜っ♡」


「やっぱ……いい声出すな。……ね、コンちゃん。もっと聞かせて?」


「やぁっ♡ んあっ♡ や、やめてぇ……っ♡ きもちいの、もう……無理ぃっ……♡」


何度も中で擦られて、腰が勝手に動き出す。


悠馬は優しく髪を撫でながら、甘い声で囁いた。


「可愛いな、ほんと。……愛してるよ、コンちゃん」


「うぅっ……♡ うそつき……っ、そんなの……言って……っ♡」


「嘘じゃない。……ほら、身体が覚えてくれるように、もっと深くするから」


「だめっ、またイっちゃう……っ♡ ああああああっ♡」

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