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あんなこと言わなきゃ良かった。
私は舞。中学1年生
私には長女、次女、母、父がいる。
長女は希空。神奈川県在住していて成人している立派な大人だ。私ぐらいの頃はバレー部だった。
次女は愛海。新潟県在住でもうすぐで成人する。私と同じテニス部だ。
2人ともとても大切な家族。
でもある日次女と喧嘩して___。
舞 ねね愛海!!
舞 テニスしにいこ!!
愛海 えーまぁいいよ
舞 やった!
そんな会話をして無料のテニスコートに向かった。
何度かしているうちにお父さんも加わってテニスをしていたが
立ち位置などで揉め、次女愛海と喧嘩した。
その日は家に帰りご飯や風呂などの身支度を済ませてその日は寝た。
次の日起きたら。
そんな当たり前の日常は一瞬で崩壊した。
なんだか目覚めが悪い
気にせず舞はベットから起きる
ギシギシとなるベット。もうすぐ変えごろだなと思いリビングに行くと
緊急地震速報が鳴った。
家族みんなが騒然とする。
だが私は真っ先に玄関を目指した。
横揺れで立つことさえ難しかった。
揺れが収まった。
2階からものすごい音がした。
私と母と父で2階を見に行くと
次女、愛海が棚に押し潰されている。
私は一瞬で血の気が引いた。
1階で緊急速報が鳴る中。
愛海はいった。
愛海 急いで逃げて‼︎
と。
棚を上げたかった。
でも手を怪我している父と足を怪我している母。そして無傷な私
棚は持ち上げられない。そう思った。
舞 でもッ‼︎
愛海 舞。聞いて?私もう足の感覚がないの。
愛海 舞ならわかってくれるでしょ?もう私は、、
理解した。そこから先言わなかったのも理解していた。
愛海 ごめんね。こんなお姉ちゃんで__。
舞 違う。お姉ちゃんは悪くないよ
舞 私こそごめんなさい。
舞 あの時素直になれなかったのも全部全部私のせい。
舞 本当にごめんなさい。
愛海 舞たちだけは幸せに生きて_?
津波が来ます‼︎早く逃げてください‼︎
新潟県は最大8mです‼︎高いところに逃げてください‼︎
母 私も、もう無理よ足を怪我しているんじゃ。
父 舞。いけ。高いところへ逃げろ。
愛海 私たちのことなんか忘れて‼︎
愛海 早く逃げなさい。
気づけば私は走り出していた。
街が飲み込まれていく。
私は一番大切な人を3人も亡くしてしまった。
まだ私愛してるって本当のこと言えてないよ。
ごめんなさい。
いつまでも素直になれなくて。
そして愛してる。