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第二章「人生とは」
◆◆◆
ut「お前それはあかんやろ!www」
ut「えぐ!wwww」
ut「おう!」
ut「わかった」
ut「…お、おう。」
ut「………」
sho「……。」
大先生は数年前から表情が暗くなっていった。
活動が辛くなったわけではない。
“色々”と疲れたのだ。…人生は残酷だ。
少しの間違いが大きな間違いである。
幸せな道は多分、ない。存在しない。
なぜそこまで言えるのか。そんなの簡単で…
“何が幸せなのかわからない”からだ。
その人が思う幸せが幸せじゃない。
他の人からしたら不幸な道なのかも知れない。
じゃあ、みんなが幸せになる道は?
そんなの、わからない。
だから、俺はみんなが幸せになるように
努力をして茨の道を通ってでも
見つけたかった。
sho「大先生!ゲームしようや!」
だって幸せな道はあると思ってたからや。
でも、人生は残酷だ。
ut「…抜けたい。」
sho「…っえ?」
残酷な人生に、幸せな人生はないんだと。
sho「どうしたん?」
sho「コミケ組やからな!」
俺は”凡才”だ。
sho「雑魚乙!」
sho「やれるもんならな。」
キャラを”演”じて、人を”騙”して、いじられて、
文句を言われて、うっかり少し優しいところを
出してしまったらまたいじられて。
でもキャラだけは”演じて”。
多分、俺の人生は残酷なんじゃない。
俺の人生は_____舞台の人生だ。
sho「大先生、ほんまに抜けるん?」
sho「いや、ちょっと待っ______」
大先生を何回も引き戻そうとした。
でも、ダメだった。
zm「抜けんなよ!まだ遊びたいやんか!」
tn「いやお前がおらなどうなるんやろなー?」
kn「おいおい気ぃ抜くなよ!」
ut「…!…っしゃあないなぁ!」
他の人に取られてしまう。
sho「…大丈夫や…。大丈夫…。」
無理矢理、自分を落ち着かせるしかない。
俺にはやる気を起こす名言をよく見る。
そして自分で考えついた名言が1番
気に入っている。それは_________
自分自身、とても気に入っているものだ。
失敗したら”マイナスポイント”だとは思わず
“努力ポイント”として考えている。
_____________でも…
失敗しすぎた。
努力の数だとは思っている。
でもそうじゃなくて…心がない。
十数回も心を削って、怒りも我慢して、
泣くことも我慢して、また心を削って、
笑顔を保って、粒の心をまた粉々にして…。
俺の心は___________
…粉々に…いや、微塵もなくなった。
sho「俺は、何のために努力したんだろう…?」
もうわからないよ。考えたくもないよ。
◇◇◇
今日はみんなでゆっくりする日だ。
そういう日を作った。そしてそれは月一だけ。
‥でも、今回は最悪だ。
話せるわけないやろ……。
sho「……」
tn「…」
zm「!」
ut「…っぁ」
kn「!……。」
shp「お、おはよーございます…」
ci「おはよーございます」
rbr「おはよう」
sho「…おはよう。」
挨拶をしてくれたのはたったの3人。
事情を知ってる2人はいつも通りの挨拶。
ショッピくんは気まずそうにしながらも
挨拶をしてくれる。
sho「…」
tn「……。」
kn「…」
zm「…。」
ut「………………」
shp「…っ」
ci「トントン!?パソコン壊れたかも?!」
sho「っ!」
ut「っは」
zm「ぇ…」
rb「?!」
kn「!」
誰が最初に話すのかを待っていたところで
チーノが話題を持ってきた。
それにはみんなびっくりしている。
…でも、1人だけは…
shp「…」
穏やかで、にこにこしながらそのチーノを
見ている。多分、ショッピくんはチーノが
こうすることをわかっていたのかもな。
tn「?!は、はぁ?!」
そうして反応をするトントン。
ci「なんかこうしてたらー」
tn「もー」
rb「ゾム〜、プロテインバー持ってきてくれへんか〜。」
それに負けじととロボロも会話をする。
zm「は、はぁ?!」
だんだんと賑やかになってきた。
その中で喋っていないのはショッピくんと
大先生と俺だけだ。
…気まずい。
ut「………。」
shp「っ………」
sho「…………‥」
shp(いや〜ちょっと気まずすぎひんか…。
しんどいんだが。)
ut(え、シャオちゃんキレてるよな…?!何も喋らんし!どうするっちゅぅねぇーん…。)
sho(……この空間キツすぎやろ。てか眠い)
rb「おい、シャオロン(小声)」
sho「?」
rb「別に出ていってもええんやぞ。」
sho「……そうさせてもらうわ(笑)」
ガチャン
ci「!」
ci「…」
tn「ここはーこうやるやろー?」
ci「ごめんトントン!直しといて!出かけてくるわ!」
tn「はぁ?!お前なぁ!」
ci「じゃあよろしくー!」
第3章「友情」
sho「…」
リラックスするために俺は公園に来た。
公園のブランコに座って少し揺らしながら。
めっちゃ疲れたなぁ。とか思っていると…
ci「……シャーオさんっ!」
sho「っ!…ってなんだ。チーノか。」
トントンにパソコンを直してもらっているチーノだ。
あいつ、無茶振りしてここまで来たな?w
ci「…」
sho「…」
ci「…なんか疲れちゃいましたね。」
何をしに来たのかなと思うとこいつは雑談を始めた。
sho「…せやな。」
反応をする俺。
ci「…たまには…こうやって休憩したいっすよね。よくあったなぁ」
sho「? よくあったって?」
ci「っあ…。あははww口が滑りましたww」
sho「……」
ci「………はぁ。…俺、何でもかんでも弱いじゃん。」
ci「アンチなんて俺にしかおらへんし。怒られるのも俺やし。笑い物にされるのも俺やし…。」
ci「…でも、最近はアンチコメをニヤニヤしながら見れるようにはなったんですよ…?w」
sho「っ……」
ci「まぁ、ネタで笑われたり怒られたりするのはわかりますけど…。」
sho「……………」
何も返事ができないまま会話は進んでいく。
とても暗い雰囲気になってしまった。
ut「シャ、シャオローン?」
sho「?!」
ci「?!」
何と、公園に鬱先生が来たんだ。
ほとんどの人は鬱先生勇気あるなぁ。とか、
鬱先生頑張れ!とか思うのかもしれない。
でも俺からすると…嫌だ。
今は会いたい気分ではないんや。
もちろん気持ちの整理もできていないからだが…
ci「ーーーーー!」
ci「ーーー!?」
ci「…ーーーー!ーーー?」
まだチーノと話していたい。
そりゃ我々だのみんないいやつだし、
話していて楽しい。だけど悩み事があって
1番話しやすいのはチーノだ。