呪術廻戦伏黒恵 様の夢小説
⚠自己満夢小説
⚠暗め
⚠何が言いたかったのか分からん
⚠悲しい
⚠終始伏黒side
⚠脳死状態で書いています
⚠雰囲気重視
それでも良い方だけお進み下さい🐺
花のような奴だった。
白ユリのように無垢で向日葵のように明るくて、
最後は桜のように儚く散った。
自身の命と引き換えに強力な呪いを祓った。
彼奴の術式は等価交換的なものだったから。
呪術界の人間、特に上の者はそれを
偉業を成し遂げたと、名誉な事だと褒め讃えた。
それが、気に食わない。
彼奴はいつでも自己犠牲的で利他主義だった。
相手を倒せるなら、仲間を守れるなら、
自分の命も厭わない。
俺も同じようなタイプだが、
彼奴が死んでやっとそれが間違いだと知った。
だって彼奴が死んで悲しむ人間が大勢いるのだ。
言ってしまえば俺は、
その呪いによって誰が死のうと、
彼奴が死ぬよりはマシだと考えてしまうから。
「私はたくさんの人を助けたいの」
彼奴が口癖のように繰り返し言っていた言葉。
何度聞かされるんだと飽き飽きしていた言葉。
それももう聞けないと気付くと、
胸に穴が空いたように喪失感に襲われた。
「彼女は死ぬべくして死んだ。あの呪いを祓えたことは命を失うのと同等の価値がある」
よく知らねぇ爺さんに言われた。
上層部の偉い人間。
俺は其奴を殴り飛ばした。
彼奴は死ぬべくして死んだ?
彼奴が死ぬのと呪いが同等の価値?
巫山戯るなよ、少なくとも俺の中では───
彼奴は、何よりも重くて大切で、
何にも変え難い唯一無二の存在だったんだ。
< 花の散り際にすら値がつく >
ヨルシカ/ヒッチコック 引用
コメント
10件
あっ…… むり……なんかもう世界の全てが美しく見えてきた(?) 夢主ちゃんも伏黒くんも素敵すぎる すき 語彙力しんだ
透明感がすごい文章でした✨ 短い文章でも、伏黒くんから見た 彼女の姿がひしひしと伝わってきて とても儚げだけど、芯がある子 なのかなぁと思いました! 少し悲しかったけど良い話でした!