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人間

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人間

1 - 短編①

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2022年05月22日

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幼い頃は恥ずかしさなんていらなかった。人前で発表する時、大きな声ではいっ!と言いながら手を耳の横につけてまっすぐ腕をのばし先生に当てられるまでワクワクしながら待っていたあの頃を思い出すと羨ましく感じるのはなぜだろう。

今、高校2年生になったばかりの僕はそのような行動を進んでとることができない。今の僕は誰よりも先頭に立ちたくて目立ちたくて威張っている。休日は自分の部屋に引きこもり、外にも出ず、部屋でただごろごろする日々を送っていた。そんな生活を変えたくて、学校で色んな人と話すという目標を掲げたこともあるが、上手くいかなくてすぐ辞めてしまった。

人間関係とは難しいものだ。仲良くなりたくても一方的には仲良くなれない。厚い壁がそこにあるからだ。その壁を壊さなければ友達同士の絆は生まれない。

ある時、友達は言った。「人間っておもろいよね。」と。突然の言葉に驚いた。確かにどの生き物より謎はたくさんあって、動詞がいっぱいある。生きる、食べる、走る、遊ぶ、話す、寝るなど。”人間”についている頭と手足があればなんでもすることができる。頭で考え、答えを出し、手で触れ、足で地に立つ。

その友達の言葉に「そういう考えをもってる君も面白いね。」と応えた記憶がある。

僕が考えた人間とは結論から言うと、他の動物とは比べられない生き物ではないだろうか。猿から生まれたと伝えられているが、全くの別のもので遠い昔から人間がいたといってもおかしくはないと思う。

“人間”の余命は誰にも分からない。この僕も、この本を読んでるあなたでさえ、いつまで生きられるか分からない。僕はいつ爆発するか分からない命の爆弾を怒らせないようにしていきたい。これは僕だけでなく友達もだ。今は普通と思い込んでいる世界で楽しく暮らしているが、いつかは終わりが来る。僕はいつ終わりが来てもいいように、1日1時間1分1秒を大切にして生きていくことを人生の目標にしていきたい。

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